チャリっこ紀行

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どこかへいきます。

乾くるみ「リピート」を読んで

過去や未来にいける、タイムリープとは?

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タイムマシンで過去や未来にいくといった話はよく聞いたことがある。

これをタイムトラベルというのだが、タイムリープとはまた違うものらしい。

タイムトラベルでは、自分の身体が過去や未来に行くことを指す。つまり、その行き着いた時代には自分が二人存在していることになる。

それとは違ってタイムリープは、自分の意識、精神が過去や未来の自分に入りこむといった方がいいのだろう。それと元の時代に戻ることができない。

 

 

リピート (文春文庫)

リピート (文春文庫)

 

『リピート』のあらすじ  

私が今回読んだ小説『リピート』はタイムリープを題材とした小説だ。日本のどこかに存在する「時の裂け目」に入り込むことで、過去のある日時に戻ることができる。これを「リピート」と呼んでいる。それを偶然発見したある一人の男は、何度もリピートをしていた。しかし、退屈を感じたその男は適当に選んだという9人をその時間旅行に誘い出す。男を含めた10人は過去に戻れたが、一人、また一人と死んでいく。果たして何が起こっているのか。

 

過去に戻れたらなぁ、、、 

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あの頃に戻れたらいいなと誰もが一度は思ったことがあるだろう。過去に大きな失敗をしたからそれを阻止したい、あの時あのようにすればよかったと思えばきりがない。

 

リピートするメリットとは「過去の改変」だけであろうか。いや、一番のメリットとしては「未来の記憶」を持っていけることではないだろうか。競馬や株で儲けて億万長者になることだって可能だ。あるいは、事件の日時を記憶して事件の発生を防ぐことだって可能である。その時代の他人が知らないようなことを知っている特別な者になることができる。まさにチートだ。しかし、特別な者であるからこそ苦労することもあるのだ。この小説内の人物のように。

 

感想

この小説は長かったがスラスラ読むことができた。

やはりタイムリープというのは魅力的だ。特に「時の裂け目」が存在して、そこに入ることによってワープするという設定がいい。

実は人が訪れることがない山奥や都会のひっそりとした場所に、ある決まった時間、条件で現れるような「時の裂け目」があったりしたらと妄想するとワクワクする。神隠しはタイムリープなのではないだろうか。タイムリープしたあとの元の世界の身体ってどうなるのだろう?考え出したらきりがない。

 

『リピート』では10ヶ月過去に戻れる設定だが、自分が戻ったら何をするだろう。去年の夏休みに戻ったら、、、

もしかして、記憶が消されて未来からタイムリープしてきたのが今だったりして。

私は未来から何をやり直すためにここにきたのだろう。

頭がおかしくなりそうだ。

 

 

 

 

おわり。