2017年夏、「北海道・東日本パス」でやっと4日目に北海道に上陸した。
2日目は、五能線を全線乗り通した。
3日目は、津軽線で竜飛崎に行った。
青森からは、20時半出航の青函フェリー「あさかぜ5号」に乗船した。
真夜中の函館に降り立つ
約4時間ほどで「函館フェリーターミナル」に到着。時計は0時をまわっている。
北海道は本州に比べるとやはり少し気温が低く感じた。
フェリーターミナルで夜食のカップ麺を食べ、「函館駅」へ向かう。
街は明るかったが、深夜ということもあり誰も歩いていなかった。
この街で、午前7時の列車まで待たなければならない。
不運なことに小雨が降ってきた。
函館の街は路面電車の軌道がいい感じだ。
路面電車の駅「十字街」。線路も架線も複雑に混じり合っている。
とても寒い。
北海道の夏を知らずして、半袖短パンできてしまった。
小雨のせいで本当に凍えるほど寒かった。
ここらにあった電話ボックスに入り暖をとる。
バッグに入っていたホッカイロを腹と背中に貼る。
一応入れてきてよかった。
どこか建物内に入りたいが、24時間営業の店を知らないし調べることができない。
寒さ、眠気がひど過ぎたため、海辺の屋根のあるベンチで寝袋に包まって少し寝た。
この旅で一番印象に残る出来事となった。
さらば函館
長い夜だった。
陽は昇り、路面電車が動き始める。
十字街から始発に乗り、函館駅へ移動。
小雨も朝になると止んだ。
ここから函館本線で、森、長万部、倶知安、小樽を経由して札幌に向かう。
函館 7:17 == (函館本線普通大沼公園行き) == 大沼公園 8:10
函館から一両編成のディーゼルカーに乗る。
北海道仕様でデッキが備え付けられていた。
駅はのんびりとしたいい感じのものだった。
北海道の駅には大谷翔平選手のポスターが必ずといっていいほどある。
大沼公園駅にもあった。
大沼公園 9:08 == (普通長万部行き) == 長万部 11:19
ディーゼルカー。席はそれほど混んでおらず、車内で景色をのんびり楽しむことができた。車窓には大きな「駒ケ岳」、それを過ぎると海が見えてくる。
すぐ脇が海の「森駅」に30分ほど停車する。
森駅の名物は「いかめし」だ。駅前の「柴田商店」で購入した。
2017年はいかが不漁だったようで、ニュースでも「いかめし」の値上げがとりあげられていた。実際に取材の方が列車の乗客にインタビューをしていた。
中の少し粘り気のあるコメと、包んでいるイカ、たれ、すべてが美味しかった。
森駅を出発し、国道5号と並走して海に近い場所を走っていく。
1時間ほど走ると長万部駅に着いた。
「おしゃまんべ」と読む。
長万部のドラッグストアで買い物をしたりして時間を潰し、小樽方面の列車に乗る。
函館本線山線ルートで札幌へ
長万部から札幌まで鉄路で行く場合には2通りある。
倶知安、小樽を経由して札幌に行くルート(山線)と、室蘭、苫小牧を経由するルート(海線)。行きは山線を選んだ。
長万部 13:18 == (函館本線普通倶知安行き) == 倶知安 14:57
倶知安 15:18 == (普通小樽行き) == 小樽 16:26
長万部〜倶知安は車内はガラガラだったが、倶知安からとても混雑した。
とくに、日本に旅行に来ているだろうforeignerが多かった。
この路線、駅と駅の間がすごく長かった。
小樽に着いた。小樽の駅は中国人だらけ。
快速エアポートで札幌へ向かう。
小樽 == (快速エアポート) == 札幌
なかなかいい車両を使っている「快速エアポート」。
座席の座り心地がよかった。
札幌到着
天気に恵まれない日であったが、なんとか札幌に到着。
札幌と函館は結構離れていることが実感できた。
札幌という街がこんなにも大きなものだとは思っていなかった。
少し散策したのち、ネカフェに泊まることにした。
駅前の快活クラブはアクセス抜群で、割と快適だった。
まとめ
・北海道は本州にくらべて夏でも寒いぐらい
・札幌は首都圏に劣らず大都会だった
〜 使った金額 〜
・ペットボトル × 2 : 300円
・カップ麺× 1 : 180円
・セブンイレブン牛丼 ×1 : 400円
・いかめし : 650円
・ツルハドラッグ : 500円
・長万部のキオスクで本購入 : 700円
・札幌のMドナルド : 700円
・快活クラブ + シャワー : 3000円
計 : 約6500円
つづく。