チャリダーなら一度は走ってみたい北海道。
路肩は広く、自然が溢れた道。
自転車にとって最高の環境だ。
2018年8月後半、日本最北端の宗谷岬を目指すことにした。
もちろん電車ではなく、自転車で。
そのためにサイドバッグやリアキャリアを揃えたのだ。
予定としてはこんな感じだ。
新潟から小樽までは新日本海フェリーに乗る。
小樽からひたすら海沿いを北上して宗谷岬へ。
宗谷岬到達後は、苫小牧まで北海道を縦断する。
0日目 新潟 〜 小樽
新潟港へ
前日に念のため新潟入り。
「海辺の森キャンプ場」に泊まった。1泊1000円。
施設も綺麗で、砂浜も近くとてもいい場所だった。
キャンプ場から新潟港まではそれほど遠くはない。
途中のイオンで買い出しをしてからフェリーターミナルへ向かう。
フェリー乗船
新潟フェリーターミナルに到着。
事前にインターネットで予約していたため受付で手続きしてチケットをもらう。
私が乗ったのは、新潟小樽便「らべんだあ」。2017年3月就航と結構新しい。
オートバイの後に続いて自転車は乗り込むということで、ターミナル内で乗船時間を待つ。
いよいよ乗船だ。
係員の指示でバイクの後をついていく。
車両甲板への入り口は急坂になっており、必ず手で押していくようにと指示があった。
手で押していくのも下がデコボコしていて大変だった。
車両甲板の端っこの方に係員が紐で自転車を固定する。
これなら安心だ。
初めての長距離フェリーで若干興奮気味。
船内へ。
広すぎる船内
入ってすぐのロビーにはゆったりできるスペースが設けられていた。
このステージでピアノの演奏もあった。
テレビもあり、ちょうどアジア競技大会の様子が映されていた。
売店もあり、北海道のお土産や船の限定グッズなどを売っていた。
結構な品揃えだった。
しかし常に開いているというわけではなく、営業時間が区切られていた。
スロットメインのゲームコーナー。
航海中ちょこちょこ覗いたところ、それなりの需要はあるようだった。
船の中にゲームコーナーっていうのがもうすごい。
そのほかにもコインロッカーやコインランドリーがあり快適な船旅ができる。
寝床は、一番目か二番目に安いものを選んだ。
カプセルホテルのような感じで、快適に寝ることができた。
しっかりとコンセントも完備。
グッバイ新潟
12時出航。翌朝4時半に小樽に着く予定だ。
デッキにて離れていく新潟の街を望む。
快晴なり。
ライトブルーの線を引きながら海の上を進んでいく。
港の水は汚い色だったけど、沖に出たら深い青になった。
これが海か。
最初に見えてくる離島「粟島」
割と大きい。
小樽に着くまで16時間ある。
船内探索は1時間で飽きた。
それからはずっとデッキで海をみていた。
右にはずっと陸が見える。左には何もない。
日本海に沈む夕日に旅の安全を祈願する。
つづく。