チャリっこ紀行

チャリっこ紀行

クロスバイクでいこう。

一ヶ月かけて自転車で北海道一周した 5日目(知内〜江差)

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5日目は、前日に楽をした分を取り戻すために120km走って江差まで行く。

目指す先は かもめ島キャンプ場 だ。 

 

(クリックするとその記事へ飛びます。)

1日目: 苫小牧 ~ 伊達

2日目: 伊達 ~ 長万部

3日目: 長万部 ~ 函館

4日目: 函館 ~ 知内

5日目: 知内 ~ 江差

6日目: 江差 ~ 瀬棚

7日目: 瀬棚 ~ 神恵内

8日目: 神恵内 ~ 札幌

9日目: 札幌 ~ 岩見沢

10日目: 岩見沢 ~ 留萌

11日目: 留萌 ~ 天塩

12日目: 天塩 ~ 稚内

13日目: 稚内 ~ 枝幸

14日目: 枝幸 ~ 興部

15日目: 興部 ~ 計呂地

16日目: 計呂地 ~ 網走

17日目: 網走 ~ ウトロ

18日目: ウトロ ~ 羅臼

19日目: 羅臼 ~ 霧多布

20日目: 霧多布 ~ 釧路

21日目: 釧路停滞(記事なし)

22日目: 釧路 ~ 浦幌

23日目: 浦幌 ~ えりも

24日目: えりも ~ 静内

25日目: 静内 ~ 苫小牧

 

 

 

5日目: 知内 〜 江差

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知内のキャンプ場を出発

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散々な夜だった。午前5時に起きて、用具一式を乾かす。

乾かしている間はラジオを聴いて暇を潰した。

 

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知内ファミリースポーツ広場キャンプ場にある唯一の電灯。

昨日の夜、この希望の光が失われた。

 

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10:00  知内ファミリースポーツ広場を出発

3時間ぐらい乾かしてやっと乾いたので出発。

今日は100km越えだから急がねばならないのだ。

 

 

福島峠を越えて、福島町へ

厳しい地形のために海岸沿いにある道は分断されており、ここから国道は内陸に入る。

そして知内町にもうひとつあるキャンプ場、農村公園キャンプ場を通り過ぎる。

ファミリースポーツ広場に比べてこちらは市街地から離れた山のほうにあり、正直不便だと思う。そのために昨夜は市街地に近いファミリースポーツ広場に泊まったのだ。

 

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農村公園を過ぎるとすぐに青函トンネルの入り口が見えてきた。

貨物列車が通過していくのを見ることができた。

 

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11:00  福島町入り

青函トンネル入り口を過ぎるとすぐに登りに入った。

福島峠への登り坂はさほど厳しくなく、難なく越えることができた。

頂上のトンネルを抜けるとすぐに下り坂だ。

6%の気持ちのいい下り坂で、50km/hぐらい出て爽快だった。

自転車の後部が重いと下り坂で思った以上にスピードが出る。

 

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福島の街に入り、青函トンネル記念館に行った。

一昨年青森側の青函トンネル記念館に寄ることができなかったため、今度はこちらの北海道側は絶対に入っておきたいなと思っていた。

入場料400円と少し割高な気もしたが入って正解だった。

工事で実際に使われた器具、当時の新聞の展示などを見ることができた。

プロジェクトXを観た人ならば興味が湧くはず。

 

伊能忠敬先生

 

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日本各地を歩いて測量し、地図を製作した伊能忠敬先生の銅像があった。

ここは北海道で測量を開始したところらしい。
 

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実際こうやって現地に行ってみると、思わぬスポットを発見できるから面白い。

 

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福島の街を過ぎるとシェッド(覆道)が連続して出てくる。

それほど海岸線に道路を通すというのは厳しいことなのだろう。

 

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13:00  松前町入り

連続シェッドを抜けると、松前藩で名前だけは知っている松前に入った

 

北海道最南端、白神岬

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北海道最南端の白神岬に着いた。

一応入り口に看板があるが、車やバイクだと見逃してしまいそうだ。

 

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みえる、みえるぞ!

薄っすらとだが、向こう側に本州、青森が見えた。

一昨年はあちらの竜飛崎からここを見ていたんだなぁ。

そしてこの海の下にはトンネルが通っているなんて想像もつかない。

 

 

松前市街地

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再び江差に向かって走り出す。

チェスの駒みたいなものが道路脇に見えたので不思議に思った。

昔ここには鉄道(松前線、1998年廃止)が通っていたらしい。

今でもその橋脚が残されていた。

 

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13:30  松前市街地

松前の市街地に着いた。城下町の雰囲気が建物の様子から漂っていた。

 

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城を外側から見て、そして城の門まで行って満足した。

入場料がかかるため中には入らなかった。

 

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鉄道が走っていたと知れば、その駅跡に行ってみたくなるのは当然のことだ。

Googleマップで検索して行ってみたが、駅舎は残されていなかった。

しかし、石碑と花壇があってここにあったんだなと思いを馳せることができた。

 

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スーパーを見つけることができたので、ここで昼食を買う。

ラルズマートといい、北海道で展開しているスーパーらしい。

昼食はまるごとバナナなどの甘いもの中心で、今後のためのエネルギーを蓄えた。

ここ松前でエネルギー補給しておかなければ大変なことになるからだ。

ここから本当の自然の中を走る

 

 

思った以上の大自然

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松前市街地を過ぎると気持ちの良い海岸沿いに出る。 

沖合には怪しげな島らしきものが見え、あれが奥尻島かと思ったけど違った。

渡島小島という無人島だった。

またその横には渡島大島も見えた。こちらも無人島である。

北朝鮮木造船避難の北海道・松前小島 小屋荒らされ「全てなくなった」と漁業関係者 - 産経ニュース

 

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大きな廃校があった。

周りとのアクセスが不便なだけあってやはり人は減っていくのだろう。

 

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トンネルはほぼなかったが、海岸をパスする高い橋はたくさんあった。

この高い橋からの景色がとてもよかった。

 

しかし、この道アップダウンがキツすぎる!

平坦だと思ったらだいたい登り坂でスピードが出ない。

(`ェ´)ピャー

 

ここで私は"トンネル無しの海岸沿いの道路は坂ばかり"という法則を発見した。

 

 

海岸線のアップダウンを抜ける

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15:30  上ノ国町入り

かっこいい名前の町に入った。 

 

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ここからが下り坂だ。ここまで本当にキツかった。

 

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結構高いところから下る。高いところから見る海は本当に綺麗だ。

 

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いい感じの道をスピードを出して駆け抜けていく。

道の駅上ノ国もんじゅの駐車場で向こう側にやっと江差が見えた。

もうすぐだ。

 

やっと江差

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17:10  江差町入り

やっとの思いで江差に入った。

先が見えないアップダウンの道で精神的にやられた。

 

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江差の街が見えてきた。

想像していたよりも大きな街だ。

 

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江差の街と繋がっているあの島がかもめ島で、今日のキャンプ地だ。

 

 

かもめ島キャンプ場

かもめ島の入り口に無事着いたが、キャンプ場の表記がどこにも見当たらない。

本当にここがキャンプ場なのかと思いマップで調べてもやはりここがキャンプ場だ。


入り口は階段だったため自転車を担いで上がった。しかし、入り口に自転車を置いて荷物だけをキャンプ場に持っていけばよかったと後悔した。重い。

 

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短めの階段を上り終えると、広い芝生と灯台が見えた。

うん、とてもいい場所だ。

 

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キャンプ場の表記は見つからないけれど。

 

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水道、そして綺麗なトイレもしっかりとある。

しかしどこがキャンプサイトなのか分からなかったため、普段使われてなさそうなステージの下にテントを張った。前日のトラウマがまだ残っていたからだ。大きな屋根だから雨が降っても大丈夫。

 

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夕日が綺麗に見えるスポットで、確かに夕日が綺麗だった。


テントを張ったら江差の街へ。

 

 

栄えた江差の街

まずは緑丘温泉に行くことにした。疲れた身体を癒してくれるものを求めていた。

温泉は奥の方にあって行く途中ビビったが、お湯は茶褐色でサイコーだった。

そして、受付の方がとても優しかった。

 

温まったら次は晩御飯だ。

お手ごろな金額の料理が食べられるという中華料理屋さんに行った。

焼肉ラーメンを食べた。肉に飢えていたので美味しかった。

 

江差は結構栄えていて、スナックなどの夜のお店が目立った。

夜の街を抜けて自分のテントに戻った。

時々大きな灯台の光が自分のテントを照らす。

明かりがあるだけでこんなに安心するなんて。

 

 

 

5日目のまとめ

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5日目は知内から江差までの120kmを走った。

知内から福島峠という低い峠を越えなければいけないが大したことはない。

福島から松前までは海岸沿いのいい道だった。

松前からはアップダウンの何もない道が江差まで続いた。

正直キツかった。

 

かもめ島キャンプ場のロケーションはサイコー!

 

 

走行区間: 知内ファミリースポーツ広場 〜 かもめ島キャンプ場

走行距離: 123.20 km 

総走行距離 455.74 km

苫小牧まで残り 1952.63 km

 

 

つづく。