苫小牧を出発して12日目、天塩から稚内までの80kmを走る。
オロロンラインのハイライト区間だ。
↓ 去年
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12日目: 天塩 ~ 稚内
21日目: 釧路停滞(記事なし)
12日目: 天塩 〜 稚内
天塩を出発
8:00 鏡沼海浜公園キャンプ場出発
朝8時、キャンプ場を出発した。
今日は強い追い風が吹いている。
天気はよくないが、風が味方してくれるようだ。
オトンルイ風力発電所
〜 オトンルイ風力発電所 〜
ずらっと並ぶ風車が見えてきた。
自然の中にある人工物には怖さがある。
全部で28基もある。
パーキングシェルターを過ぎると、
何もない光景が広がる。
最果てへの道、オロロンライン。
何もない道
9:00 豊富町入り
豊富町をかすめる。
相変わらず風がとても強く、
逆側からやってきた自転車の人は辛そうだった。
こちら側は軽く漕いだらすぐに 30km/h だ。
とても楽。
道の脇には赤い実がなっていた。
ハマナスの実らしい。
なんか毒々しい。
9:40 稚内市入り
最果ての町、稚内にやっと入った!
やったぜ。
いやぁ、素晴らしい道だ。
本当に自然しかない。
〜 こうほねの家 〜
天塩から50kmくらい走っただろうか。
ここで少しばかりのトイレ休憩をとった。
休憩処があるのは本当にありがたい。
ここからも何もない景色が広がる。
去年は大雨に降られて辛かったけれど、
今回はもう気楽だ。
抜海からノシャップ岬
10:30 抜海駅
宗谷本線の駅のひとつ、抜海駅に寄った。
駅はオロロンラインから少しはずれたところにある。
すごく味のある木造の駅舎で、映画のロケで使われたらしい。
これは寄らなければ損だ。
抜海を過ぎれば、もうすぐ稚内だ。
もうすぐだ。
稚内市街へショートカットできる坂道と、ノシャップ岬への道が分かれる。
ここは坂を避けるため、ノシャップ岬方面へ。
ノシャップ岬への道は"無事カエルロード"という別名があり、
入り口にはカエルの置物がたくさんあった。
結構な数だ。どうやって、そして誰が製作したのだろう。
ノシャップ岬付近に来ると、大きなシカがのそっと出てくる。
もし自転車でぶつかったならば一発でアウトだ。
ここはスピードを落として進んだほうがいい。
ノシャップ岬から稚内市街まで5kmほど。
ゴールはすぐそこだ。
稚内市街
11:30 稚内港北防波堤ドーム
稚内名物、北防波堤ドームにやってきた。
稚内といったらここ。
とても大きい。
〜 稚内駅 〜
日本最北端の駅、稚内駅にきた。
最果ての駅ということで駅前にモニュメントがある。
昔は北防波堤ドームまで線路が続いていて、
北防波堤ドームは「稚内桟橋駅」という名の仮乗降場だった。
そこで樺太からやってきた連絡船からの乗客を詰め込んだ。
稚内駅には道の駅と商業施設が併設している。
なんと、映画館もある!
午後からは雨のため、ここで映画を観て時間を潰した。
ちなみに、観た映画は「天気の子」。
日本最北端の映画館ということで、何か特別な感じがあった。
映画館の印象が強かったため、映画の内容は正直覚えていない。
夕方になり雨が止んだ。
雨が止んだタイミングで今日の宿「ライダーハウス みどり湯」へ。
ここのライダーハウスは独特で面白かった。
夜には噂に聞いていた例のアレが行われた。
12日目のまとめ
12日目は天塩から稚内までの80kmを走った。
最果ての道、オロロンライン。
自然に溢れ、厳しい環境。
風を味方につけられるかどうかが鍵だ。
走行区間: 鏡沼海浜公園キャンプ場 〜 ライダーハウス みどり湯
走行距離: 82.56 km
総走行距離 1226.41 km
苫小牧まで残り 1181.96 km
まだまだつづく。