苫小牧を出発して13日目、稚内から枝幸までの140kmを走る。
枝幸はオホーツク海沿いにある小さな町のうちの一つだ。
つまり、北海道には「エサシ町」が二つあるのだ。
(クリックするとその記事へ飛びます。)
13日目: 稚内 ~ 枝幸
21日目: 釧路停滞(記事なし)
13日目: 稚内 〜 枝幸
稚内を出発
6:30 ライダーハウスを出発
朝早く目が覚めた。
日本最北端の街 稚内で迎える朝は寒い。
しかし、なんだか特別な感じがした。
空気、冷たさ、匂い、全てが非日常だからだ。
道中にいる日本最北端のドナルドとの撮影も忘れない。
彼は冬のあいだもベンチに座っているのだろうか。
稚内市街地を出ると次第に建物が少なくなっていく。
そして稚内空港を過ぎると宗谷丘陵が見えてきた。
脇の海は浅瀬になっており、空の色を反射してとても綺麗だ。
浅瀬には鳥(多分アオサギ...)がたくさんいた。
貝がたくさんいるのだろう。
宗谷岬・宗谷丘陵
8:10 宗谷岬到着
しばらく走ると、日本最北端の地 宗谷岬に到着した。
稚内に来たならば必ず訪れたい場所のひとつだ。
快晴により、遠くに樺太を望むことができた。
しかし昨年も来ているからであろうか、
いまいち感動しないのが残念だ。
実を言うと、宗谷岬よりも宗谷丘陵のほうが綺麗だった。
緑の草原の中に立ち並ぶ風車の姿には美しいものがあった。
しかし、丘陵というだけあって
坂が多すぎる!
自転車には辛い道だった。
丘陵の道を猿払方面に真っ直ぐ進むと段々と森に入っていく。
交通量は皆無で、バイクも自転車も通らない。
クマが出そうな雰囲気が怖かった。
お金持ちの村 猿払村
10:00 猿払村入り
道道1077で猿払に出た。
再び国道238号に戻ることができた。
やはり森の中よりは海沿いの道がいいと感じる。
オホーツク海ではホタテがよく獲れるらしい。
2018年の年収ランキング(東日本版)で猿払村が
3位にランクインしている、という記事があった。
そう、ここはお金持ちの村なのだ。
確かに道の駅が立派だったかもしれない。
空に消える道 エサヌカ線
11:30 エサヌカ線
猿払を過ぎ、国道を外れてエサヌカ線(村道)に入った。
この道はすごい。
道が真っ直ぐすぎて先が見えない。
まさに、
空に消える道
5, 6kmほどずっっっと真っ直ぐで、
走っていてとても気分がいい。
まわりには牧草地しかない。
邪魔なものが一切ない。
オホーツクラインをまっすぐ
12:10 浜頓別市街地
クッチャロ湖がある 浜頓別にやってきた。
去年はここから内陸に入ったが、今年は海のほうへ進む。
ここからは自分にとって全てが新しいものとなる。
浜頓別のセコマで休憩してから、海沿いの道を網走に向かって進む。
この日はとにかく海からの風が強かった。
14:10 枝幸町入り
北オホーツクトンネルという
トンネル内が坂になっているトンネルを抜けた。
すると、そこはもう枝幸町だった。
トンネル手前に岬への入り口があったのだが、
閉鎖されていた。
とても残念だった。
ヒヤリハット、道路脇にクマ出没の看板があった。
自転車ではクマに勝てないな。
それにしても、道路の状態がよくない。
路面が剥がれている箇所が多々あり、
そのカケラがたくさん転がっている。
パンクしそうで危ない。
ファミリーレストラン ペリカン 枝幸店
〜 ペリカン 枝幸店 〜
枝幸市街にやっと入った。
30km前の浜頓別で食事をしたが、お腹が減った。
そこで、
西條というショッピングセンターの中にあるファミレスに入った。
私はローカルファミレスが大好きなのだ。
1000円ぐらいの豪華なカツ丼セットにした。
大満足の味とボリュームだった。
ペリカンは北海道にしかないので、
見つけたらまたぜひ利用したい。
ハマナス交流広場キャンプ場
16:30 ハマナス交流広場キャンプ場到着(出発から 10 h)
枝幸市街の少し手前に
ウスタイベ千畳岩キャンプ場
というキャンプ場があった。
しかし天気がいいうちに少しでも距離を稼ぎたい。
そこで、
市街地から10km先に進んだところにある
ハマナス交流広場キャンプ場にした。
嬉しいことに料金は無料で、道の駅のすぐ脇にあった。
とても綺麗でいいところだ。
〜 マリーンアイランド 岡島 〜
道の駅は船の形になっていた。
とても面白い。
13日目のまとめ
13日目は稚内から枝幸までの140kmを走った。
うまく言葉で表せないが、
オホーツク海側のほうがザ・北海道という感じがする。
自転車で走っていてとても気持ちがいい。
走行区間: ライダーハウス みどり湯 〜 ハマナス交流広場キャンプ場
走行距離: 142.68 km
総走行距離 1369.09 km
苫小牧まで残り 1039.28 km
まだまだつづく。