チャリっこ紀行

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クロスバイクでいこう。

自転車で北海道一周した道を独断と偏見でレビューする(道北編)

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2019年、大学の夏休みを利用し自転車で北海道を一周してきました。

一周2400km、25日間の旅でした。

 

いや〜、もう8月ですね。

北海道を一周したのは2019年9月なので、もう一年前の出来事なんですよね。つい最近の出来事のように感じていますが、時が過ぎるのは早いと思うばかりです!

最近はコロナウイルスの影響で県を跨いだサイクリングもできませんし、なかなか長距離を走る機会がありません。それゆえネタがないのでこうやってズルズルと北海道ネタを書いているわけであります!

 

前回、といっても5月の記事では道央(8~10日目)の走った道をレビューしました。

 

今回は、道北編(11~14日目)です。

道北といったら、やっぱりオロロンライン!

オロロンラインは、小樽から留萌を経由して稚内まで至る道の愛称で、日本海の美しい絶景と北海道の大自然を満喫できるルートです。特に美しいのが、天塩から稚内までの道道106号を走る区間で、サロベツ原野のなかを走ります。

本当に何もありません!大自然です!

 

詳しくはこれから書いていきたいと思います。

 

 

 

 

ルート

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11日目: 留萌 〜 天塩

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~ 開拓農道町道浜更岸線 ~

区間: 留萌 〜 天塩(120km)

ルート: 国道239号->国道232号->開拓農道町道浜更岸線

通過自治体: 留萌市,小平町,苫前町,羽幌町,初山別村,遠別町

評価: ★★★★☆(4.0)

難易度: ★★☆☆☆(2.0)

グッドポイント: 青く綺麗な日本海!

 

道は海岸に沿ってまっすぐ進んでいく。はじめは右には小高い丘、左には日本海といった景色が見られ、次第にアップダウンの道へとチェンジしていく。

羽幌遠別 、初山別などといった小さなまちを結ぶ国道であるため交通量は若干多め。しかし、路肩がすごく狭いというわけではなかったため走りやすかった。ただ、風の影響をもろに受けるような地形のため、向かい風だったら最悪だと思う。

昔は羽幌線という路線が通っていたらしく、道沿いにそれらの遺構が残されている箇所もあったので廃線マニアにはたまらないだろう。

 

遠別町からは国道を離れ、景色の良い農道(開拓農道町道浜更岸線)に入るとよい。交通量はほとんどなく、海の向こう側にはクッキリと利尻島が見える、とても美しい道だった。
 

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~ 日本海に沿って走る ~

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~ 海の向こうには島が見える ~

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~ 結構アップダウンが激しい ~


-> おすすめスポット

  • 黄金岬(留萌)
  • とままえ温泉ふわっと(苫前)
  • みさき台公園(初山別)
  • 開拓農道町道浜更岸線(遠別 ~ 天塩)


↓ 11日目の様子はこちら



12日目: 天塩 〜 稚内

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~ オトンルイ風力発電所 ~

区間: 天塩 〜 稚内(80km)

ルート: 道道106号->道道254号

通過自治体: 天塩町,幌延町,豊富町

評価: ★★★★★(5.0)

難易度: ★☆☆☆☆(1.0)

グッドポイント: とんでもない最果て感!

 

最高の道としかいうことができない。

まずはオトンルイ風力発電所の風車がズラリと28基並んでいる姿に目を奪われる。何もないところに人工物が並んでいるところをみると、感動というよりかは恐怖を感じた。

 

しばらくいくと、次第にガードレールや電柱が消えていく。

大自然!これが北海道!

 

野寒布岬方面へ行く道(無事カエルロード)を走るときには、速度を落として走ったほうがよい。野寒布岬周辺にはエゾシカが生息しているからだ。いきなり群れで道を横切ってきたりするので、とても危険。シカと衝突したら無事では済まない(たぶん死ぬ)

 

   !!! Caution !!!

天塩を出発すると、稚内までコンビニが全くない!

天塩のセコマで食料を買い込んでおくことをおすすめする。ハンガーノックになったらひとたまりもない。これが試される大地か...

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~ まわりは何もない ~

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~ 最果て感が凄まじい 道道106号 ~

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~ デカイ鹿がよくいるので注意 ~

 

-> おすすめスポット

  • オトンルイ風力発電所
  • 北緯45度通過点
  • 抜海駅
  • 野寒布岬

 

↓ 12日目の様子はこちら



 

13日目: 稚内 〜 枝幸

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~ エサヌカ線 ~

区間: 稚内 〜 枝幸(140km)

ルート: 国道238号->エサヌカ線->国道238号

通過自治体: 稚内市,猿払村,浜頓別町

評価: ★★★★★(5.0)

難易度: ★★☆☆☆(2.0)

グッドポイント: 日本最北端の地!

 

稚内市街地を抜けて宗谷岬方面へと走っていると、正面に宗谷丘陵の風車が見えてくる。そして、日本最北端のコンビニセイコーマートみいそ店」には寄っておいたほうがいい。ここまで来ると、すべて日本最北端の〇〇。面白い。

 

この区間の見所は何と言っても、宗谷岬と宗谷丘陵、エサヌカ線

日本最北端の地「宗谷岬では、晴れていれば海の向こう側に樺太が見える。宗谷岬樺太のあいだの距離は43kmだそうだ。割と近いのが驚き。

そして、宗谷岬から宗谷丘陵へと道を上がっていくと、一面に広がる緑のカーペットと風車群。これほど松山千春の「大空と大地の中で」が似合う場所はない。とても美しい。しかし、丘陵の道はアップダウンがあり自転車にはキツイ。でも、行く価値はある。

 

猿払から浜頓別までは国道238号から外れ、エサヌカ線を通ったほうがいい。

エサヌカ線は8kmもの直線道路で、あまりにも真っ直ぐすぎて先が見えない。その姿はまるで、道の先が空に溶けているようだった。

 

枝幸町に入ると、路肩がガタガタになって走りにくかった。アスファルトのカケラが散乱していて、パンクしないかヒヤヒヤした。北海道の厳しい自然では、インフラの維持だけでも大変なのだろう。

 

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~ 日本最北端の地 宗谷岬 ~

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~ 果てしない大空と宗谷丘陵 ~

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~ オホーツク海側は海風が強い ~

-> おすすめスポット

 

↓ 13日目の様子はこちら



 

14日目: 枝幸 〜 興部

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区間: 枝幸 〜 興部(70km)

ルート: 国道238号

通過自治体: 枝幸町,雄武町

評価: ★★☆☆☆(2.0)

難易度: ★★☆☆☆(2.0)

グッドポイント: 緩やかな道!

 

正直、この区間はあまり印象に残っていない。

まず、防風林が道と海のあいだにあって海がよく見えない。それゆえ、景色はあまりよろしくない。そして、ツーリングマップル「単調な景色が続く」と書いてある通り、景色に変化がなかった。

よい点としては、オホーツク海側の道は基本的に勾配がないため自転車に優しいところだと思う。しかし、海風が強く、生身むき出しの自転車にとっては寒い。9月で寒いなんて本州では考えられない。

 

興部手前に「日の出岬」があるのだが、ここの温泉がとてもよかった。温泉に浸かりながら、オホーツク海を眺めることができるのだ。そして、浴槽も洗い場も広く、開放感が凄かった。とてもオススメ!

 

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~ 北海道ではキツネをよく見る ~

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~ 20世紀少年のロボットっぽい 道の駅おうむ ~

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~ オホーツク海が見渡せる温泉 日の出岬 ~


-> おすすめスポット

 

↓ 14日目の様子はこちら 

 

 

 

 

 

道東編につづく。