2017年夏、「北海道・東日本パス」で北海道を目指し、やっと青森まで来た。
1日目は、新潟から羽越本線で秋田まで。
津軽線で目指すのは、北のはずれ「竜飛崎」。「津軽海峡・冬景色」の2番に出てくる岬だ。
竜飛崎を観光した後は、青森駅周辺を散策してから青函フェリーに乗って函館に向かう。
〜 主な日程 〜
1日目: 新潟 〜 秋田
2日目: 秋田 〜 (五能線経由) 〜 青森
→ 3日目: 青森 〜 竜飛崎 〜 青森 〜(青函フェリー)〜 函館
4日目: 函館 〜 札幌
5日目: 札幌 〜 函館 〜(青函フェリー)〜 青森
6日目: 青森 〜 仙台
新青森駅から北の玄関口「青森駅」へ
新青森駅 5:54 == (奥羽本線普通青森行き) == 青森駅 6:00
昨夜は健康ランドに宿泊した。結構よく眠れた。しかし時間通りに起きることができず、青森行きの列車に乗り遅れそうになった。
「青森駅」に到着。
青森駅周辺の散策は竜飛崎から帰って来た後にする。
ここで津軽線に乗り換える。
果ての地、竜飛崎へ
青森 6:15 == (普通蟹田行き) == 蟹田 6:58 == (三厩行き) == 三厩 7:07
蟹田を少し過ぎた「中小国信号場」で青函トンネル方面の「津軽海峡線」と、三厩方面の「津軽線」が別れる。
朝早いため車内で居眠りをしてしまう。
到着寸前で起きた。
「三厩駅」は津軽線の終着駅である。竜飛崎の最寄駅であり、ここからバスが出ている。
初見で読める人はいないだろう。
この先は線路が途切れ、車庫になっている。
本州最北端は下北半島を走る大湊線の「下北駅」だが、こちらの方がふさわしい雰囲気がある。終着駅はなんだか寂しい感じがする。
本州最北端ではなく、津軽半島最北端の駅。
自転車で来ている人もいた。
三厩駅から竜飛崎までは100円の町営バスを利用することができる。
本数も結構多いほうだろう。
1時間ほど待ったのちにバスが来た。
バスに揺られて30分。竜飛崎は結構高いところにあるようで、くねくねのカーブを登っていく。
バスは竜飛崎の駐車場に到着。
風が強い竜飛崎
駐車場の近くに「津軽海峡冬景色」の石碑がある。
渦巻きがロールケーキのように見えるが、波だろう。
真ん中の赤いボタンを押すと、大音量で歌が流れ始める。
竜飛の風に吹かれながらの津軽海峡冬景色はとてもしんみりする。
岬の方へと階段を登っていく。
下に見える岩のような島は「帯島」。
下の駐車場から結構登った。
竜飛崎は風が強いことで有名なところで、この日もとても風が強かった。
身体を斜めにしてマイケルのようにできる。(大げさ)
「ご覧あれが竜飛岬、北のはずれと〜」の竜飛崎。
しかし、本州最北端は下北半島の「大間崎」。
まだ時間が早いためか、人は少ないようだった。
険しい崖。
曇り空だったが、北海道を望むことができた。
この海の下を青函トンネルが通っていると思うと不思議な感じ。
竜飛のもう一つの名物「階段国道」へ。
階段の国道、階段国道「339号」
ただし、この竜飛の区間は階段になっている。
階段になった経緯としては、多くの説があるようだ。
降りてみると、思ったよりも長かった。
下からは駐車場付近のホテルが見えた。結構な高さ。
帯島までの道は海が荒れていて怖かった。
また階段を登って上に戻る。
青函トンネル工事の拠点(本州側)となった竜飛崎
竜飛崎にきた理由としての一つが、ドキュメンタリー番組「プロジェクトX」をみたことだ。青函トンネルの工事の記録をみて、竜飛崎がどのようなところか知りたくなった。
トンネル工事の記録が保存されている「青函トンネル記念館」というものがある。
「青函トンネル記念館」の外にも展示物があった。
コンクリート運搬用の機械。
地上と海底を往復し人を輸送する機械。
新幹線と在来線の線路幅のどちらにも対応した線路。(三線軌条)
入場料がかかるため、館内には入らなかった。
しかし、入っておくべきだったと今後悔している。
特に、ケーブルカーに乗っておくべきだった。
人生で行っておきたいスポットの一つであった「竜飛崎」に来られて本当に良かった。
満足したため、バスで三厩駅へ移動。
青森駅へ戻る
三厩駅、また訪れたい。
三厩 12:50 == (普通青森行き) == 青森 14:23
乗った汽車は青森まで直通するものだった。
青森駅周辺をフラフラ
駅の上に大きな橋がかかっているのが印象的な「青森駅」。
お世辞にも大きな駅とはいえないが、駅周辺は栄えているようにみえた。
ここ2日分の汚れた衣服を洗濯するために、観光案内所でコインランドリーの場所を尋ねる。スマホを持っていないと尋ねなくてはならないが、これもいい思い出。
コインランドリーで洗濯後、街中をぶらぶら歩いた。さくら野百貨店などに行った。
駅前アーケードの感じがとてもいい感じだった。
歩行者信号機が青になった時に流れる音楽が他の県のものと違っていた。
「乙女の祈り」が流れていた。
青森市新町1丁目 さくら野付近交差点 メロディー信号機「乙女の祈り(電子音)」
海の方へ行く。
かつて賑わっていたであろう青函連絡船の桟橋。
青函連絡船「八甲田丸」が保存されている。
私が行ったときは時間が遅かったためか、中に入ることはできなかった。
残念。
青森駅周辺を散策し尽くしたところで、いよいよ北海道に向かう。
青函フェリーの乗り場まで歩く。
大きな「青森ベイブリッジ」を渡る。
昔だったら、八甲田丸で津軽海峡を渡っていたんだろうなぁ。
橋のワイヤーがとても太かった。
フェリーに乗り込む前に、道中にあった「ユニバース」というスーパーで食料を買う。
青函フェリーで北海道上陸
青森 20:30 == (青函フェリー あさかぜ5号) == 函館 0:20
青森駅からフェリー乗り場までは4kmぐらい。少し遠かったけれど、青森ベイブリッジを渡れたのはいい経験だった。
青森から函館までいくフェリーは2種類ある。「青函フェリー」と「津軽海峡フェリー」。今回は安い方の「青函フェリー」を選んだ。1600円。予約はしていない。
乗船手続きをして、ガラガラの待合室で乗船時間を待つ。
待合室はテレビもあり綺麗だった。
そして、乗船。
チケットの半券は下船の時に回収すると言われる。
船の車を積む入り口から入る。入ると急な階段があり、そこを登る。
登ったところに客室の入り口があり、重い扉を開ける。
二つの大きなカーペット敷きの部屋があり、そこにとりあえず荷物を置いて座る。
出港のアナウンスにワクワクした。初めての北海道。
バッグを枕にして、カーペットの上で寝た。
いい寝心地だった。
まとめ
・竜飛は本当に風が強い
・青函トンネル記念館に入っておくべきだった
・青函フェリーは安い
〜 使った金額 〜
・ペットボトル × 1 : 150円
・おにぎり× 2、飴 : 356円
・バス往復 : 200円
・竜飛のお土産クッキー : 540円
・さくら野百貨店 : 500円
・ユニバース : 500円
・青函フェリー : 1600円
計 : 約3850円
つづく。