苫小牧を出発して17日目、網走からウトロまでの90kmを走る。
ウトロは知床への入り口の街だ。
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17日目: 網走 ~ ウトロ
21日目: 釧路停滞(記事なし)
17日目: 網走 〜 ウトロ
網走を出発
9:00 呼人浦キャンプ場を出発
夜中は大雨だった。
すごい風が吹き続けていて、湖が音を立てていた。
そんな中で寝られるわけもなく寝不足で朝を迎えた。
テントを出ると夜中の大雨が嘘のように青空が広がっている。
テントを乾かしているあいだ、
隣のテントのライダーさんにコーヒーをご馳走になった。
その優しさが込められた一杯のコーヒーは、
今まで飲んだどのコーヒーよりも美味しかった。
網走市街地を出ると、向かう先に知床連山が見えた。
あそこには野生動物がたくさんいる。
一番恐ろしいのがヒグマだ。
気を引き締めていこう。
釧網本線 木造駅舎とカフェ
網走から斜里までは釧網本線が国道に並行して走っている。
この釧網本線の駅舎がまた味わい深くていいのだ。
藻琴駅
11:00 藻琴駅
国道の傍にポツンと木造駅舎がある。
いかにも昭和映画に出てきそうな駅舎だ。
なんと、大正時代に建てられた駅舎らしい。
喫茶店も隣接していて味わい深い駅だ。
北浜駅
11:15 北浜駅
藻琴駅から知床方面に一つ進んだ駅、北浜駅に来た。
この駅は冬にオホーツク海の流氷を見られることで有名な駅だ。
こちらも駅舎が木造で、中は凄いことになっている。
中に入ってみると、
壁に名刺がたくさん!
こんなに多くの旅人がここに来たのかと驚いた。
北浜駅 喫茶『停車場』
せっかくなので、『喫茶 停車場』で昼食をとった。
なかに入ると、木のお洒落な雰囲気に圧倒された。
ここで私はホタテカレーとコーヒーを頼んだ。
ホタテの形の器に盛られたカレーは、とても美味しかった。
オホーツク海側に来たらやっぱりホタテでしょ!
レストランの窓からはホームと海が見える。
これほどお洒落な喫茶店を私は知らない。
食事で満足した私は、駅隣接の展望台に登った。
目の前に見えるオホーツク海はとても美しかった。
冬に来たら、きっと流氷が綺麗なんだろう。
自然あふれる道
12:00 小清水町入り
草原の中の道を走り、小清水町に入った。
小清水原生花園がすぐ傍にある。
遠くには斜里岳が見えた。
これほど美しい道だとは想像していなかった。
臨時駅の原生花園駅を発見した。
小さなログハウス風の駅舎が可愛らしい。
5~10月のあいだはここに汽車が停まるらしい。
斜里からウトロ
13:00 斜里町入り
ここでポツポツと雨が降り始める。
斜里市街を通り過ぎると道が狭くなる。
路面がガタガタで路肩も狭い。
交通量も多いため、運転する手に力が入った。
どうやら、晴れてきたようだ。
虹だ〜!
歩道が出てきたので、そちらをゆっくり進む。
本当にこの先に街があるのか、
と思ってしまうくらいの自然の中を走る。
道中には釣り場があり、鮭を狙っているであろう釣り人がたくさんいた。
鮭の遡上を見られる川もあったらしいが見逃してしまった。
オシンコシンの滝も遠くから一目見ただけ。
それにしてもこの道は観光客が多い。
ウトロ
15:30 ウトロ到着
ウトロに着いた。
こんな奥に街があるなんてよく考えたら凄いと思う。
そして、ウトロにはセイコーマートが二軒もある。
さすが知床観光の拠点になっているだけある。
明日の朝は雨らしいので民宿に泊まることにした。
道の駅で最安値の民宿を訊いて、『知床荘』を紹介してもらった。
素泊まり3800円、知床の宿の中では良心的な価格だ。
外見は少し古い感じがしたが、客室は綺麗でよかった。
建物の中で安心して寝られるのはやはり嬉しい。
(一緒に泊まったKさん、ありがとうございました!)
17日目のまとめ
17日目は網走からウトロまでの90kmを走った。
道中にあった釧網本線の木造駅舎がすごくよかった。
全体的にこの区間は景色がよくサイコーだった。
走行区間: 呼人浦キャンプ場 〜 民宿 知床荘
走行距離: 87.08 km
総走行距離: 1703.73 km
苫小牧まで残り 704.64 km
まだつづく。