苫小牧を出発して24日目、えりもから静内までの100kmを走る。
まずはキャンプ場から襟裳岬に向かう。
そしてひたすら苫小牧方面に進む。
様似から苫小牧までは日高本線が走っているが、
廃止が検討されている。
いまの日高本線がどうなっているのか
自転車で走りながら見ていきたいと思う。
(2019年9月)
(クリックするとその記事へ飛びます。)
21日目: 釧路停滞(記事なし)
24日目: えりも ~ 静内
24日目: えりも 〜 静内
百人浜オートキャンプ場を出発
夜はとても静かだったため、よく眠ることができた。
襟裳岬周辺は風が強いと聞いていたが、
このキャンプ場は大丈夫なようだった。
北海道に来てから13回目のテント片付けを終え、
セコマで買っておいたパンを一つ食べる。
北海道に来てからのルーティーンだ。
出発前にタイヤを確認したところ、
真っ平らになっていた。
これでよくパンクしなかったものだ。
9:00 百人浜オートキャンプ場を出発
全ての準備を終え、キャンプ場を出発する。
襟裳岬
9:30 襟裳岬
風が強いことで有名な襟裳岬にやってきた。
日高山脈が太平洋に沈んでいく姿が見える。
とんでもない絶景だ。
ただ、海の青さでいったら神威岬の方が上だった。
階段を降りて、突端部に行ってみた。
海のほうに見える岩の上にはアザラシがいるようだが、
肉眼では確認できなかった。
"襟裳岬"の看板の場所からは距離があるように見えるが、
実際はそれほど遠くはない。
帰りに売店で焼き昆布を買った。
日高地方は昆布がとても有名。
食べてみると、
う、うまい!
海の風味が口に広がり、いい塩加減だ。
不足気味だったミネラルの補給になっただろう。
国道を苫小牧方面へ
襟裳岬に着いたときよりも風が強くなっていた。
進むのは大変だけれど、とてもいい景色だ。
国道336号に復帰し、苫小牧を目指す。
12:00 セイコーマートで休憩
えりも市街地のセコマで昼飯を食べた。
これで合計600円ほど。
セコマのパスタはとても美味く安いのでオススメ。
お腹が膨れたところで急いで出発。
あまりにも襟裳岬で時間を使ってしまった。
様似町
13:00 様似町入り
自分とは無縁だろうと思っていた街に来るのは面白い。
国道は海岸沿いを通っていることもあり、
険しい地形の中を貫いていく。
旧道や、昔のトンネルの跡がたくさんあった。
海岸をみると、すごい量の昆布だ。
さすが昆布が名産品なことだけはある。
様似駅
様似市街地に入り、
昔は様似から襟裳岬を経由して広尾、
そして帯広までを結ぶ構想があったそうだ。
今ではこの駅に汽車が来ること自体なくなってしまった。
できることならば汽車に乗ってここに来てみたかった。
浦河町
15:00 浦河町入り
日高地方のなかでは大きな町 浦河町に入った。
日高幌別駅
浦河町に入ってすぐに駅を見つけた。
郵便局と一体になった駅舎の日高幌別駅だ。
海風にさらされ、駅名板が薄くなっていた。
線路がすごく錆びている。
列車がしばらく通っていないことがわかる。
沿線の踏切の遮断桿も外されていた。
復旧の可能性はほぼゼロに近いのだろう。
新ひだか町
16:30 新ひだか町入り
国道沿いに競走馬を飼育している牧場が多くある。
日高三石駅
大きな集落の中にある日高三石駅に寄った。
待合室は地元の方が掃除しているのだろうか、
とても綺麗に保たれているようだった。
しかし、線路は草がボーボーで荒れ放題だ。
二度と列車がこないホームに立っていると悲しくなる。
情報サイトスペース in 新ひだか
18:00 インフォメーションサイトスペース in 新ひだか到着(出発から9h)
24日目は、インフォメーションサイトスペースin新ひだかに泊まった。
ツーリングマップルでライダーハウスとして載っていたので来てみた。
ここは地元の建設会社の方が提供してくださっている小屋で、
中はとても綺麗で、なんと電気も使える。
そして無料、ありがたい。
北海道最後の夜は、
室内で安心して眠ることができた。
ただ、9月後半になると安物の寝袋一枚だと厳しい。
北海道は本当に寒い。
24日目のまとめ
24日目はえりもから静内までの100kmを走った。
水平線を遠くまで見渡すことができる。
また、襟裳岬の売りである強風も体感できる。
神威岬と比べると海の青さは劣るが、
襟裳岬のほうが景色が良かった。
ただ、観光客が多い。
静かな襟裳岬を楽しみたいのであれば、
朝早めの訪問をオススメする。
走行区間: 百人浜オートキャンプ場 〜 情報サイトスペースin新ひだか
走行距離: 96.49 km
総走行距離: 2296.32 km
苫小牧まで残り 112.05 km
次でラスト。