チャリっこ紀行

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大学生がぼっちで合宿免許に参加してみたら、やっぱりぼっちだった

anond.hatelabo.jp

 

「免許取るならMTかATか」

これを見て、教習所で過ごした日々を思い出した。結構前だけど、一人で合宿免許に乗り込んだときの話を今回書きます。

 

 

 

合宿免許

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期間: 16日間

場所: 東北にある某ドライビングスクール

費用: 23万ぐらい(MT、閑散期、ホテルシングル、3食つき)

 

「合宿で取ると安い」という情報を手にしていたので、免許合宿で取ることにした。知らない場所で観光もできるし、ホテル暮らしを体験できる。それに加え、

教習料金は23万(しかも、宿泊費、ご飯代込!)

ちなみに、家の近くの教習所の「通い」の方は30万ぐらいだった。

もうこれは合宿免許一択しかなかった。

 

 

 

厳しい16日間の始まり

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電車を乗り継ぎ、教習所がある街に着いた。自分が住んでいる田舎とそれほど変わらない景色だったため感動はなかった。

 

教習所に着くとキャリーバッグをひいた大学生っぽい人がたくさんいた。見た感じ派手な人が多く、ここに来たことをちょっと後悔した。そしてオリエンテーションが始まり、誰とも話さずに終了した。周りにはグループができており、話しかける隙もなかった・・・。

初日で詰んだ。

 

 

 

なぜMTにしたのか?ATとMTの分かれ道

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教習原簿、いわゆる個人管理名簿を貰うのだが、これはATとMTで色分けされていた。

MTの原簿を受け取った人は明らかに少なかった。

え、みんなATなの?

 

私はドイナカタウン出身だ。AT限定免許をわざわざ選択するなど眼中になかった。何故ならば、田舎では「男ならMT」という価値観がまだ存在するからだ。

コウテイシ。

パニッパニ、パニッパニ、パニパニパニック。

つまりATが明らかに多かったのは、都会から来た合宿生が多いということだったのかもしれない。話をしてないので分からないが。

ちなみに後日数えてみたところ、同じ日に入校した30人中5人だけがMTだった。しかも全員男。

Oh...

 

 

 

初めての運転

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オリエンテーション終了後、運転適性診断を受けた。

これ意味あるのか、と思うような問題を解いていく。図形とかなんやらが出てきて、深く考えていたら時間が足りない。さっさと直感で解いた。疲れた。

 

その後は休憩を挟み、シミュレーターで操作を学んでから実際に場内コースを走る。初日から車に乗るのは流石に驚いた。合宿だから教習がキツキツなのだ。

 

教習車の助手席に座り、担当教官に初期の操作を教えていただく。座席とミラーの調整、シートベルト、エンジンのかけ方など初めは基本的なことだ。うむ、ここまでは問題なさそうだ。しかし、教えてもらっていて分からなかったのは「発進」だ。アクセルを少し踏み、左足のクラッチペダルをあるところまで上げる。いわゆる半クラッチだ。そうすることで、車が滑りだすように前へ進んでいく。理解できなかった。

 

そして、自分が操作する番になった。運転席に乗り込み、初期の調整をこなしていく。いよいよ、車を自分で動かすのだ。アクセルを踏む。ブォーンという大きな音を立てた。どうやら踏み過ぎたらしい。なるほど、もう少し弱くか。そう、この調整が難しかった。どのくらい踏めばいいのかの感覚が掴めない。

次は慎重にアクセルペダルを踏んだ。エンジンの音に耳を傾け、ちょうど良い音になったところでペダルの位置をキープ。そして、左足で踏み込んだクラッチペダルを徐々に上げていく。あるところまで上げると、なんと、車がノロノロと前に進み出した。できた!

 

正直、車の「発進」で感動するなど思いもしなかった。アクセルペダルを踏めば、車が進むものだと思っていたからだ。

これが、一番最初の出来事だった。

 

 

 

教習の日々

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それからは毎日の教習を着々とこなしていった。朝起きて、ご飯食べて、教習所に向かう。そして、学科の講義を聞いて、休憩を挟み、技能教習へ。毎日が新しいことばかりだった。そのたびに覚えなければならないので、そこは苦労した。

 

悲しいことに、ぼっちで過ごしていたので勉強時間はたっぷりあった。

私の場合は、その日にできなかったことや教官から注意されたことをノートに書き出した。そして、YouTube「教習所YouTuber」の動画を見て復習しまくった。便利な時代になったものだ。

 

 

以下、それぞれの日のメモ。

第1段階教習(場内)

1日目

発進など

エンストなし

  • 発進時にアクセルを踏み過ぎたり、調整が難しかった
  • クラッチを急に離してしまう事が多々あった(ガクンとなる)
2日目

発進と停止、カーブ走行など

エンスト2回

  • 発進時にアクセルの踏みがあまく、エンストした
  • カーブで外に寄りすぎた
  • ウインカーの出しっ放し
  • ギアがセカンドに入ったまま発進してエンストした
  • 半クラの感覚が掴めない
  • エンスト時に焦って、再発進が遅れた
3日目

右折など

エンスト2回

  • 発進が遅い(半クラの感覚が掴めてない)
  • ハンドル操作がぎこちない
  • 停止時にギアをローに入れ忘れた(2速発進でエンスト)
  • 停止線のはみ出し
  • ブレーキ強すぎ
  • 曲がる時の左右前後の確認不足
  • 右折時確認不足で教官にブレーキ踏まれてエンスト
4日目

坂道発進など

エンストなし

5日目

S字、クランク走行、踏切通行など

エンスト6回

  • 発進時に続けて6回エンスト(焦った)
  • 安全確認がなってない
  • ハンドル操作がぎこちない
  • クランク内脱輪
6日目

場内コース走行

エンストなし

  • クランク内、速すぎ
  • クランク内でハンドルをちまちま切らない
  • 一時停止線はみ出し
7日目

無線教習

エンストなし

  • クランクを出て路上に出るとき、タイヤが曲がったままだった
  • 一時停止のときの左右確認不足
8日目

教習効果の確認(みきわめ)

エンストなし

  • 停車手順が出来ていなかった(エンジン切ったらバックギア)
  • ギアがローのまま走っていることがあった、ブォーン
  • ハンドルを左に回すときの操作がぎこちない
9日目

仮免試験、路上教習

エンスト1回(路上教習)

  • 交差点発進時にアクセルの踏みがあまくエンスト
  • アチェンジのときに手元を見てしまった
  • 車線変更時の判断が怪しい

 

第1段階は教習所内のコースを走る。

初めの頃はエンストしてばかりだった。エンストする直前は車がブルブル震えるので、それを感知してすぐクラッチペダルを踏めばよい。しかし、それができなかった。あとは、発進時にアクセルの踏みがあまく、パワーが足りずにエンストすることも多かった。ここは慣れるまで非常に苦労した。

徐々に半クラの感覚も掴み始め、早く発進できるようになった。S字とクランク走行の感覚も掴めて、脱輪することはなくなった。坂道発進も「車体が持ち上がるような感覚」を感じとることで、難なく突破することができた。指導教官の教え方が上手かったこともあるが、YouTubeの教習動画に救われた。

そして、一発で仮免も合格することができた。

普段自転車に乗っているため、学科試験は特に問題がなかった。交通標識は得意分野だ。 

 

 

第2段階教習(路上)

10日目

路上教習

エンストなし

  • 曲がるときにスピードを落としていない
  • ギアが2から5に入ってガタン(ギア操作で力入りすぎ)
  • 道路状況によってギアの使い分けができていない
  • 教官に「お前の運転する車乗りたくねぇ」と言われて凹んだ
11日目

方向変換縦列駐車、路上教習

エンストなし

12日目

複数路上教習

エンストなし

  • 事前予測が足りずに、黄色で交差点に突入した
  • 右折のタイミングを逃す
  • アチェンジ、クラッチの上げが早い
13日目

複数路上教習

エンストなし

14日目

シミュレーター、高速教習など

エンストなし

  • 車線変更時にウインカーを出し忘れた
  • 曲がるときに速度を落とさなかった
  • 発進時の後方確認不足
15日目

教習効果の確認(みきわめ)

エンストなし

16日目

卒業検定

無事卒業

 

第2段階では路上に出る。

初めての路上はとても緊張した。教習所内では出してせいぜい30キロ。60キロなんて出したことがない。しかし、運転していくうちにスピードにも慣れ始め、恐怖を感じることはなくなった。

MT車の場合、速度の調整と同時にギアも変えていかなければならない。そこの判断が難しかった。

 

なんとか無事に卒検も合格し、延長なしで帰ってくることができた。

卒業した次の日は家でゆっくり休んで、その翌日に免許センターへ行って試験を受けた。そして、運転免許をゲットすることができた。

 

免許取得に18日かかった。

とにかく今回は運がよかったと思う。

 

 

 

ぼっち教習所生活について

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初日でグループに入ることができなかった私は、基本的に一人で過ごしていた。同乗教習で一緒になった人と話をすることはあったが、特に誰かと何かをするようなことはなかった。仲良くなった人と一緒に卓球をしたり、どこかに行ったりというのが私の理想だった。しかし、一人で観光したり、勉強したりするのもまぁ悪くはない。

 

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そんな私の毎日の楽しみは、散歩とご飯だった。

私が行ったドライビングスクールは超絶ご飯が美味しく、それが楽しみで仕方なかった。朝も昼も夜もボリューム満点でバランスのよい食事が提供された。合宿免許中の私の精神は「美味しい食事」によって支えられていたといっても過言ではなかった。

また、街中を散策するのもスゴイ楽しい。私は路上教習のコースを覚えるがてら、神社巡りや裏路地散策に勤しんだ。陽の光を浴びながら散歩をする。これだけでも気分はリフレッシュされた。教習で怒られた時のストレスはもうスッキリ。

 

 

もしこれから合宿免許に参加するような方がこの記事を読んでいたら、ひとつだけ覚えておいてほしい。

「最初が肝心」

 

 

 

結局ATかMTどっちがいいの?

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私的にはやはり、MTで取得するべきだと思う。

今回、同じ日に入校したAT限定の人たちと一緒に卒業したので、教習日数は変わらなかったようだ。しかし、AT限定はもう少し教習時間が短いはずなので、今回の事例は特別なのかもしれない。

 

MTの場合、最初は苦戦する。しかし、慣れてみるとなんてことはない。むしろMTだからこその面白さがある。特にシフトチェンジはいい。自分で状況を判断して車を操作する。そこがMTの醍醐味だと思う。

あとは、大は小を兼ねるのでわざわざ免許合宿でAT限定で取得するメリットはないと思う。あるとすれば、AT限定で取ると1.5万円ほど安くなることぐらい。

時間とお金を用意できるのであれば、MTがオススメ。

 

 

 

以上、現場からでした。