(2021年7月)
クロスバイクで東京から名古屋へ行ってきました。1日目は横浜でパンクしたものの自力で修理して、100km地点の小田原に無事到着。
2日目は小田原から箱根を越え、90km先の静岡県静岡市を目指します。
1日目: 東京 〜 小田原(100km)
2日目: 小田原 〜 静岡(90km)[箱根越え]
3日目: 静岡 〜 浜松(110km)[小夜の中山峠越え]
4日目: 浜松 〜 名古屋(125km)
2日目(小田原 〜 静岡)
ルート
国道1号をずっとまっすぐ行きたいところですが、静岡県内に入ると自転車通行禁止のバイパス区間が多くなります。そのため、県道に迂回するなどの措置が必要になります。道に迷わないか心配でしたが、基本的に旧東海道(県道)に迂回という形なので、道に存在感?(東海道っぽい松が生えていたり...)があったので迷いませんでした。
あと、以下のサイトがとても参考になりました。
小田原をスタート
12:00 小田原を出発
前日は宿泊費を浮かせるために、自転車は小田原駅の駐輪場に放置して自分だけ電車で帰宅しました。そのため、小田原駅に来るまで時間がかかってしまい12時出発となりました...
そして、2日目からは自転車の後ろにサイドバッグをつけて旅をします。これから険しい箱根の山を越えるのに重量が増えるのはキツい。しかし、服とか工具とかいろいろ入っているのでまあ仕方がない...
小田原城に寄ってから静岡を目指して出発。太陽バリバリですげー暑い。
青看板には『静岡まで96km』
サラッと言ってくれるじゃねーの!!
箱根に挑む
箱根ファ◯キン大渋滞。歩道には人がいなかったので、箱根湯本駅まで歩道をゆっくり進みます。
12:30 箱根湯本駅
ここから厳しい箱根の坂が始まります。
箱根を自転車で越える際には二通りのルートがあります。
今回は、旧道に比べて傾斜が緩いといわれている国道1号ルートで登ることにしました。坂苦手だからしかたないね...
箱根の坂
登り始めて20分くらいが経った頃、
全然先がみえない
どこまで登ればいいんだ...
交通量多いし、道幅も狭い。
そして観光バスもガンガン通るし、身の危険を感じました。
まさに交通の難所。ここを自転車で登るヤツは間違いなくマゾ。
ところどころに滝があったので、何回かそこで休憩しました。
は、箱根キツすぎィ!
13:30 小涌谷踏切
登り始めて1時間、箱根駅伝でよく見る踏切まで登って来ました。
小涌谷駅が道沿いにあったので休憩。
ちょうど箱根登山電車がきていたのでパシャリ。
電車がこんな急坂登るんだからスゴイ。
小涌谷駅からさらに登り続け、箱根ドールハウス美術館のところまでやってきました。
下り坂が現れたということはもう登らなくていいのか...?
14:30 国道1号最高地点
登り始めて2時間、ついに国道1号線の最高地点に辿り着きました!
箱根湯本駅の標高が96メートルなので、778メートル登ってきたことになります。
本当にここまできつかった...
あとは三島の街まで下るだけです。
箱根の関所
芦ノ湖まで下り、箱根の関所にやってきました。
関所を通過する前に甘いものを食べます。
暑かったので大盛りのカキ氷を注文。想像以上の盛り具合。
氷だけではエネルギー補給にならないので、草団子も食べました。
坂を登って疲れ切った体に甘さが染み渡る。
15:30 道の駅 箱根峠
もう坂はないだろうと思っていたんですが、芦ノ湖から箱根峠までまた登ります。
身体がクタクタなので、道の駅でしばし休憩。
関所で食べたカキ氷と団子だけでは足りなかったので、なめこうどんを食べます。
うどん好きなんじゃー!美味い!
16:00 箱根峠
道の駅から少しだけ登ると箱根峠の看板が見えた。
もうここで坂は終わりのようです。ここから三島に下っていきます。
三島市街への下り坂
坂を下っていくと三島の市街地が見えてきます。
フゥ、気持ちイィー!! 下り坂サイコー!
ところどころに旧道があったので、旧道も走ってみました。
車少なくて走りやすいのでオススメ。
途中にあったデッカい吊り橋は、『三島スカイウォーク』
渡りたかったけれども、入場するのに1,100円がかかるのでヤメタ。
柿田川公園に寄り沼津へ
17:30 柿田川公園
箱根峠より下ってまいりました。そして三島市街地にある『柿田川公園』にやってきました。
ここでは美しいものが見られます。
湧き水です!
柿田川公園には水が湧き出ている場所が多数あり、透き通った青色でとても美しいです。そして、底の土の部分がモコモコしていて水が湧き出ているのがよく分かって面白いです。とても良い場所でした。
18:00 沼津市街地
三島市街地を過ぎるとすぐ沼津に入り、しばし河原で休憩。こういう場所好き。
こうしてゆっくりしてると、普段都会ですり減らしてる精神が回復していくような気がする。都会の人混みが苦手すぎてもう静岡に引っ越したい...
さて、ここ沼津からは国道1号が自転車通行禁止のバイパスとなるため、海沿いの県道を走っていきます。
沼津から富士
最初は松並木の中を突っ切る県道380号線を走っていたけれど、海沿いにサイクリングロードを発見した! これで田子の浦まで抜ける。
向かい風が強く、県道を走っていた時よりはスピードが出ない。
しかし、景色が良い!! 遠くには伊豆半島が見える。
19:00 田子の浦
『田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける』
田子の浦といったらやっぱり万葉集の歌ですね。中学の授業で万葉集を習い、ずっと田子の浦がどういう場所か気になってました。
しかし、曇って富士山は見えないし、ただの港でした...
もっと探せば色々あるんだろうけど、暗くなってきたので先を急ぎます。
もうこれ、静岡まで今日中に辿り着けないワ(絶望)
19:30 道の駅富士
静岡まで行くのは諦めたので、道の駅富士でどっぷり休憩。夕飯を食べる。
道の駅併設の『海老そば屋』でカレーうどんを注文。普段カレーうどんなんて滅多に食べないので、久々に食した。
ここのカレーうどん、めちゃくちゃ美味かった!!
カレーのスパイシーさに若干クリーミーさがあって、麺とよく絡む。カレーうどんってこんなに美味しかったか?って感じでした。この日からカレーうどんにハマりました。
富士から由比
20:00 新富士川橋
新富士川橋の長さは1,553メートルとメチャクチャ長い。
昔の人は渡し船を使っていたところを橋でパパッと渡れてしまうのはありがたい。
かがくのちからってすげー!
辺りは真っ暗になってしまったけれど、初任給で買った16,000円のライト『Volt 800』はガンガン道を照らしてくれる。『Volt 400』と迷ったけど800にしてよかった。
橋を渡り終えるともうすぐ由比に着く。
渡り終えたところで自転車通行止めになるので、この橋は歩道を走るのがベスト。
しばらく県道を走り続けると、桜えびのモニュメントが見えてきました。学生時代、薩埵峠に行くために由比駅で降りてすぐこのモニュメントが目に入り、由比は桜えびが有名だと初めて知った思い出があります。
ここら辺は古い民家が多く、昔の東海道の情景を濃く残している場所の一つで、とても良いところです。
21:00 由比駅
行こうと思えば清水まで行けますが、学生時代の思い出(3年前...)を振り返りたいというか、薩埵峠の景色を昼間に見たいということもあり
由比駅で2日目は終了です。
清水駅へ
宿泊場所を急遽確保したところ、清水駅の近くのビジネスホテルしかなかったので...
社会人になってからビジネスホテル泊の楽しさに気がついてしまいました。
学生時代はケチってネカフェに宿泊、テント泊とかやってましたが、今はネカフェに宿泊しようという気持ちも起きないです。
社会人になってから、何か大切なモノを色々失った気がしてなりません。
つづく。