『明日死ぬとしたら何を後悔するだろうか。』
私にとってそれは、2019年の北海道一周自転車旅で納沙布岬に行かなかったことだ。
スケジュール的な余裕とちょっとばかしの体力がなかったために「日本最東端の地」に立ち寄れなかったことがずっと心の何処かにひっかかっていた。コロナの影響や仕事のせいでなかなか実行できずにいたが、やっと多少余裕ができてきた。ここで行かなければ今後いつ行けるのか分からない、ということで重い腰を上げて北海道行きの飛行機に飛び乗った。
特急に乗り放題 新千歳空港から上川へ
ピーチの劇狭シートで超快適な空旅を終え、新千歳空港に到着した。今回は「Peach ひがし北海道フリーパス」を使用して、札幌→網走→根室→札幌のルートで道東を満喫する計画だ。このフリーパスは特急も乗り放題であるため、超絶広い北海道を快適に移動ができる。お値段も16,380円となかなかお手頃価格(25歳以下はもっと安くなる)
南千歳から札幌までは特急「おおぞら」に乗り、旭川までは「ライラック」、そして旭川から上川までは「大雪」に乗車した。北海道の特急に乗るのは初めてで、車内アナウンスが大橋俊夫さんの声で、それに加えレトロな車内チャイムも流れるといった感動の連続だった。車窓も北海道らしい広々とした絶景。
車内では暇だったので、利きガラナに挑戦。
セコマのガラナのほうは若干薬クサく(ガラナ風味?)、キリンのほうはコーラっぽいストレートな味だと感じた。ただ、私はドクターペッパーやルートビアが好きなのでセコマのガラナのほうが若干好みだった。
そんなこんなで札幌から4時間40分 上川に到着、遠かった...
以前から行ってみたいなぁと思っていた『北海道アイスパビリオン』に徒歩で向かう。
いざ、アイスパビリオンへ!
上川駅の駅舎は新しくて立派だ。さすが層雲峡の最寄駅だ。ちなみに層雲峡までは当駅からバスが出ている。
ただ駅前はちょっと寂しいかな...
アイスパビリオンへ向かう道中にはドライブインの廃墟があった。
駅から歩いて15分、アイスパビリオンに着いた。
結構人いるんじゃないかなぁと思ってたけど、平日だったためか他に2グループいただけだった。入場料が1,100円もするからかなぁと思ってしまった。ちょっと高いかなぁ...
建物の中は なんと氷の世界だった
入館料1,100円 を払って入場すると、私一人のためにチョー元気なお姉さんが施設について説明してくれた。
- ドーム内?はマイナス20度の世界になっている(まるで業務用冷凍庫)
- マイナス40度の風を浴びることができる(大丈夫か???)
- 最後に暖かいお茶をいただける(嬉しい)
- 有名なデザイナーさんが設計したトイレがある(なぜここに!?!?)
襟裳岬には風速25メートルを体験できる施設があったが、ここは極限の寒さを体験できる施設である。なかなか他の場所にはない、北海道らしいアトラクションだ。マイナス20度なんてそんなに寒いところに行ったことがない。とても o(´∀`)o ワクワク
扉の先は氷点下20度の世界でした。壁には氷がビッッシリ。
さすがに寒い!!
(半袖短パンで行きましたが、ベンチコートみたいなやつを無料で借りました)
これはスゴイ!! 非現実的な景色が広がる。
入場時に「濡れタオル」も渡されるのだが、タオルをブン回さなくても既に凍っていた。いやいや、マイナス20度の世界は恐ろしい。ワイがここで冷凍マグロみたいになる可能性もあるわけだ。そういうわけで、このアイスドームからしっかり出てきたかどうかっていうのはスタッフの人がしっかりとチェックしているらしかった。ここで人が死ぬ可能性もゼロではないからね(それぐらいチョー寒い)
氷でできたベンチがあった。座ってみたが表面に特殊な加工?がしてあって、体温では溶けないようにしてあるようだ。それにしてもケツが冷たい冷たい...
途中でダウンした人用に温かい部屋も用意されている。
部屋の温度は10度ぐらいだったが、マイナス20度の世界と比べて温かく感じた。そりゃぁそうよね。
それにしてもこんなにすごいツララを作るのは大変だろうに、すごいったらありゃしない。
こちらの施設の目玉、マイナス41度の風を体験できる部屋が キタ━(゚∀゚)━!
ボタンを押しますか?
▶︎押す
▷押さない
うボォオォォォォああああァァァァァ!!!!!!!!
チョョョ〜〜〜ーーーー 寒イィぃぃぃ!!!!!!
マイナス41度はスゴイ。メガネ凍った。。。
最後にクリオネコーナーを見てオワリ。クリオネを初めて見たけど、透き通っていて結構キレイ。そして温かいお茶をいただいた。生き返る!!
滞在時間は約1時間、スッゴイ楽しめた。この施設を維持する・体験するなら入場料1,100円は妥当かなという感じ。スタッフの皆さんもとても良い人たちだったし。とりあえず、とても良かったのでオススメ!!!
網走へ向かう途中で北見で下車 有名な回転寿司「トリトン」へ
アイスパビリオンが思ったよりもスゴくて長居してしまったけど、何とか北見行きの「特別快速きたみ号」に間に合った。
良質なリクライニングシートでうれしい。
快速の終点北見で下車。ここで北海道の有名な回転寿司を食べる。
駅から20分くらい歩いて北見発祥の回転寿司『トリトン 夕陽ヶ丘店』へ。ここは第二号店のようだ。待ち時間は平日にも関わらずなんと40分待ち...
せっかく来たので40分粘り強く待った。やっとカウンター席が空いたのでそちらへ。トリトンでは寿司を握る人(大将?)がわざわざ挨拶をしてくれる。へぇ〜〜〜〜〜、面白い。
とりあえず北海道産と書いてあるイクラとかホタテを頼んでみる。ちなみに一皿100円の回転寿司店にしか行った経験がないため、一皿300円とか500円してビビった。値段は高いけど、スゴイ美味しい!! 口の中でとろけるというのはまさにこういうことか!!!
この中トロがメチャクチャ美味だった。
最後は北海道名物「夕張メロン」でシメる。美味すぎルるぅぅ!!
10皿で3,500円ぐらいしたけど、もうこれで思い残すことはない...と思うレベルだった。ごちそうさました。
本日の宿泊地 網走へ
普通列車でトコトコ揺られて網走へ向かう。乗客は学生が多い。
この青いモケットのボックスシートが好きすぎる。
国鉄感溢れる網走駅に到着。
網走といったら網走監獄でしょう。網走監獄(博物館)とは別に網走刑務所もある。有名な話であるが、「横道にそれることなく、まっすぐに歩んで生きて行ってほしい」といった想いから縦書きの看板になっているそうだ。
駅近ホテルの和室に泊まった。馴染みのない土地で馴染みのない部屋に泊まるって何だかワクワクする。そんな非日常が人生には必要だぜ。
つづく。