神戸から朝のジャンボフェリーに乗り高松へ。そこからうどんを堪能してから徳島へ向かう。
神戸8時半のジャンボフェリーに乗船して高松へ
神戸港を8時半に出港する高松行きのジャンボフェリーに乗り込んだ。ゴールデンウィークということもあり車はもちろん、バイクの台数もかなりいたように思える。
3,820円(旅客+125cc以下バイク) + 3,500円(のびのびロフト個室)で
合計7,320円(繁忙期料金)だった。
今回乗ったのは2022年デビューの新造船「あおい」で、船内はとても新しく個室も充実している。その一つである「のびのびロフト個室」は上部がベッドで下側に座れるようになっている部屋で、3,500円で個室丸々貸し切ることが可能だ。前日は埼玉から神戸まで丸一日寝ないで走ってきたので、ベッドで寝られるのがとてもありがたかった。高松港着は13時頃のため、最大で4時間は寝ることができる。
神戸港出た後は個室でぐっすり寝ていたのだが、小豆島に寄港する便だったため爆音で流れる「瀬戸内の声」(STU48の曲, 小豆島に着く前と出た後に流れる)に起こされた。それからは寝られず、、、外のデッキで瀬戸内海をゆったり眺めることにした。実質1.5時間ぐらいしか睡眠が取れなかったけど、短い時間でも寝られたので頭はスッキリ。そして瀬戸内の島々が美しい。
売店も充実しており、うどんはもちろんのこと、ジェラートなどのデザートもいただくことができる。自分はブルーベリーヨーグルト味のジェラートを食べたが、なかなか美味しい。この日は5月にもかかわらず暑かったのでなおさら美味い。
山の上が真っ平になっている屋島が見えたらもうすぐ高松港に到着するサインだ。高松港到着前はSTU48の瀬戸内の声ではなく「二人を結ぶジャンボフェリー」が爆音で流れる。この曲を聴くともう船を降りてしまうんだなとしんみりした気持ちになる。個室でぐっすり眠り、瀬戸内海を眺められ、いたれる尽くせりの快適な船旅だった。
13時10分高松港着岸。ついにバイクで四国に初上陸。125cc以下のバイクで四国に渡るにはしまなみ海道を通ってくるか、今回みたいにフェリーで来るしかない。
高松でうどん三昧
高松に来たらうどんを食べたい。しかし、うどんを食べたい欲よりも走りたい欲が勝ったので、とりあえず気になっていた「屋島スカイウェイ」をバイクで駆け上がる。高いところから高松市街や源平合戦の古戦場を見渡すことができ、四国初の観光スポットとしてはとてもいいところだった。
とりあえず一軒目で大衆店みたいなところに入る。「セルフうどん キリン」だ。
かけうどん、卵の串揚げを頼んだ。これで400円いかないぐらいde超激安。
味が特段うまいとかはなかったが、うどんの安さに感激した。
二軒目は「セルフうどん とんぼ」
入って気がついたのだが、ここは一軒目のキリンと同じ系列の店らしい。肉うどんとちくわ天を注文。うどんの食感もキリンとほぼ変わらなかった。うどんを食べ比べるつもりだったが、もうお腹いっぱいなのでうどんはもういい。
店内のテレビで「戦隊大失格」という今期のアニメが流れており、結構面白くて長居してしまった。この時点で既に17時、徳島を目指す。
徳島までの道中の景色
途中、昭和の雰囲気ムンムンの「大川オアシス」に寄った。喫茶店には入らなかったが、店内から海が見えてとても綺麗らしい。新聞にも何度か掲載されたことがあるとのことだ。
日が暮れ始めてきた。瀬戸内は本当に島が多くて自然が本当に豊かで綺麗。
渦潮で有名な鳴門海峡に立ち寄った。ドンと海を渡すのは大鳴門橋、向こう側は淡路島。125cc以下の小型バイクでも是非渡れるようにしてほしい。
渦潮は見た感じ無いようだったが、流れがめちゃくちゃ速いことだけは分かった。この時間帯は太平洋側から播磨灘へと流れる時間だったらしく、流れに逆らう向きに進もうとしている船が全然前に進んでなくて笑った。この流れの速さはどうやら干潮と満潮によるものらしく、渦潮が発生する要因となるそうだ(渦潮が発生しやすい時間帯は満潮・干潮らしいので事前に調べていくのがよい。仕組みは下記のサイトがわかりやすい)
鳴門市街で給油。四国はSOLATO(太陽石油)のガソリンスタンドが多くあり、大変お世話になった。この会社のロゴが2chの顔文字っぽくてカワイイ。
徳島到着
20時、徳島のビジネスホテルに到着。バイクと荷物を置いて市街地へと躍り出る。腹が減ったので徳島ラーメンを食べたいなと思って「ラーメン東大」に行ったけど、長蛇の行列ができていたのでやめた。せっかくなので徳島で食べるうどんを体感したく、偶然発見した「手打ちうどん 萬作」に入った。
天ぷらうどんとレモンサワー、中瓶を注文。
うどんが美味しいというよりはつゆがさっぱりめで好きな感じ。天ぷらは何かの葉っぱと海老天。この謎葉が葉っぱ感がなくて美味しかった。知らない土地で酒呑むと非日常感があって超イイ。
帰りはアーケード街を歩いてホテルへ戻る。若干酔っ払ってしまいふらふらするが、夜中に誰もいない広大なアーケードの下をぷらぷら歩いていると心地がよい。何も考えなくていい、こんな非日常感を求めていた気がする。
つづく。