北海道1日目の予定
小樽から留萌までの160kmを走る。
当初の予定では手前の増毛まで走るはずだった。
しかし、キャンプ場の都合により変更となった。
1日目 小樽 〜 留萌
小樽港到着
う〜ん、今日は初めて船の中で朝を迎えた。
時刻は朝3時20分。朝一番の船内放送が入る10分前だ。
寝台を出て、ロビーに向かう。
ロビーには人がおらず、まだみんな寝ているのだろう。
私にとって初めての北海道ツーリング。
新しい朝が来た。
小樽の街が近づいてきた。
ここはもう北海道なのか。
船は定刻通り4時30分に小樽港到着。
自転車での乗船は私一人しかいなかったため、一人寂しく船を去る。
フェリーの中でも話しかけてくださった方がいたし、割と自転車って目立つね。
よくみるとフェリーって大きいな。
せっかく小樽に来たのにスルーするのはもったいない。
小樽運河を見にいくことにした。
観光客は誰もいない。地元の方が散歩してるぐらい。
うーん、夜のほうが街灯とか綺麗そうだ。
線路があるなと思ったら廃線跡だった。
北海道は廃線の宝庫だ。
ついでに小樽駅の写真だけ撮って出発。
留萌へ向けて
午前5時、小樽を出発。
国道5号線を進んでいく。
海岸線沿いということもあり、アップダウンが激しい。
サイドバッグを装備してのダンシングはまだ慣れない。
進行方向左側には海が見える。
結構高いところを進む。
少しだけ札幌をかすめる。
ローソンで羊羹などを買い込んで、ハンガーノックに備える。
ローソンを利用したのはここが最後。
インターチェンジみたいなところで国道231号へ。
さて本番、オロロンラインの始まりだ。
ここからは本当の田舎になるため、食料確保に気をつけて走らなければならない。
でもそこまで重く考えなくて良い。
なぜならセイコーマートがあるから。
セイコーマートこそが命綱。
オロロンラインのはじまり
オロロンラインとは、石狩市から天塩町までのR231・232の愛称だ。
北海道の道路は必ずといっていいほど上に矢印のマークがある。
この矢印は道路の端を表しており、雪が積もっても道路の範囲が分かるようにつけられているらしい。
北海道の都市部以外では過疎化が進んでおり、子供も少なくなってきているそうだ。いたるところで閉校の看板がみられた。悲しい。
午前10時。
小樽から65km、厚田についた。
ここでお腹に異変。突然の腹痛。
道の駅のトイレに何度も駆け込む事態となった。
思い当たる節があるとすれば、フェリーの水道水を飲んだことか。
うーん、めっちゃ痛いぞ。
なかった。新ビオフェルミンS錠で代用。
治るといいけど。
道の駅で昼食後、服用して出発。
険しい海岸沿いの道
次のまち、浜益まで30kmほど。
海岸線沿いの区間をトンネルが貫いていく。
そしてときどき山の中へ。
左にいったらハゲそう。
新送毛トンネルとかいう2995mもある長大トンネル。
交通量も少なく、リアライトさえつけていれば安心して通れる感じ。
北海道は車が少なくていいね。
午後1時半。
お腹の調子も波はあるけどだいぶよくなってきた。
良さそうなところがありそこで昼食休憩。
陸の孤島だった 雄冬岬
たくさんのトンネルをくぐり抜ける。
なかには4216mもの長い浜益トンネルがあった。
自転車人生で通過したトンネルの中で二番目に長いトンネルだった。
午後3時、ここは雄冬岬。
一言でいえば秘境。
ツーリングマップルには小さくしか書かれていなかった白銀の滝。
なかなかの迫力でいい場所にある。
雄冬岬からすぐのところに集落がある。
ここ雄冬集落は国道231号線が開通する前までは陸の孤島だったらしい。
キャンプ場もあったりと、ここで足を止めたくなった。
なかなかここに自転車で来れないだろうから。
ここから増毛町。北海道特有の立派なバス待合室がところどころにある。
海に近いところを走る。
日本海の荒波に恐怖を感じる。
こんなところに道路を通すなんて。
留萌までもうすぐ
暑寒海浜公園キャンプ場。
元々はここにテントをはるつもりで走ってきたが、風が強かったためやめた。
20km先の留萌まで走ろう。
増毛市街を過ぎると、線路が現れる。
午後5時、やっと留萌市に入る。
不思議と身体に疲れはない。
なんせ初日だから。
留萌市街を抜けて、キャンプ地として候補にあった神居岩公園キャンプ場に向かう。
あれ、そんな山奥にいっちゃうの。車は全く通らない。
この時点でやばそうだった(ビギナーキャンパーとして)ので変更。
黄金岬キャンプ場をキャンプ地とする。
結構人いるし、安心して眠れた。
いいところ。
お腹もすっかりよくなったらしい。
つづく。