チャリっこ紀行

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クロスバイクでいこう。

日本各地の鹿について(北海道, 奈良公園, 宮島)

 

鹿について

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日本を旅行しているとさまざまな生き物に出会います。北海道を自転車で走っていた際には、野生のキタキツネやエゾシカが道にひょっこりと出てくることがありました。

 

今回はそのなかでも鹿に注目します。

鹿といえば、真っ先に思い浮かぶのが奈良公園の鹿だと思います。最近は新型コロナウイルスの影響で観光客が減り、鹿たちが痩せ細っているというニュースが報道されていました。

www.sankei.com

 

奈良公園の鹿が本来の姿に戻っているということですよね。

ということで、今回は三つの地域の鹿を観察して感じたことを書きます。

 

鹿については、以下のリンクが大変わかりやすいです。

nihon-shika.info

 

 

それぞれの地域の鹿

北海道の鹿

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北海道の鹿は、いわゆるエゾシカと呼ばれる種類の個体です。奈良公園の鹿も野生ですが、こちらは本物の野生です。人が近づくと当然逃げます。いや、人を認識した時点で逃げます。警戒心がとても強いです。

 

1枚目の写真は、稚内の野寒布岬で出会った大きなオスのエジシカです。大きさは人間よりも少し大きいぐらいで、だいたい2メートルほどだったと思います。色は少し黒めでした。そして大きな角を持っており、突進でもされたらただでは済まないです。いかにも野生の危ない鹿という感じでした。

2枚目の写真は、知床横断道路で出会ったメスの鹿です。こちらは野寒布岬の鹿よりも小さく(メスだから当たり前)、色も綺麗な感じでした。お尻の白い毛も美しいです。耳にはタグがつけられていたので、知床のエゾシカは管理されているようですね。

3枚目の写真は、かなやま湖近辺の根室本線の線路上にいたメスの鹿です。こちらは知床で見た鹿と同じような感じでした。北海道では列車が鹿と衝突して止まることがよくあるそうですが、この鹿も線路上にいました。幸いこの区間(東鹿越〜新得)は不通区間なので、この鹿については心配することはありませんが。

 

 

奈良公園の鹿

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写真は全て奈良公園の鹿です。2019年3月に奈良公園へ行った際に撮りました。

こちらの鹿は観光地にいるだけあって人には慣れています鹿せんべいを持った観光客に近寄って行きお辞儀をします。普通に触れることもできます。

観光客から鹿せんべいを大量に貰っている影響なのか、北海道の鹿よりは見た感じ毛並みが悪い気がしました。ちょっと煤けているというか、なんというか。あと、結構太ってましたね

 

 

宮島の鹿

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こちらは宮島の鹿ですが、奈良公園の鹿と比べるともう痩せ細っているのが一目で分かります。宮島では餌を与えることを禁止しているため、鹿たちは主に自然食(草)が中心なのでしょう。私が行った時も鹿たちは草を啄ばみ、ゆったりと座って反芻をしていました。しかし、毛並みは奈良公園の鹿と同じような感じがしました。なぜだろう。また、奈良公園の鹿より警戒心が強く、少し近づくと逃げます。触れることができませんでした。

 

 

まとめ

警戒心: 北海道 > 宮島 > 奈良公園

毛並みの綺麗さ: 北海道 > 宮島 > 奈良公園

 

観光地(奈良公園, 宮島)にいる鹿は人に慣れており野生という感じはしませんでしたが、北海道の鹿はいかにも野生動物です(特にオス)。体型もそれぞれ違い、野生動物は生きるために食べられるものを食べるためバランスがとれているんでしょうね。ま、奈良公園鹿せんべいが鹿の栄養バランスを崩している可能性はありますね。知らんけど。

 

 

 

参考ページ

シカ - Wikipedia

エゾシカ - Wikipedia

奈良の鹿 - Wikipedia