宗谷岬から苫小牧へ向かっている。
前回、エサヌカ線を通ってクッチャロ湖がある浜頓別まできた。
ここから頓別国道で内陸へと入る。
頓別地獄
ここ浜頓別からは国道275号に入る。
内陸に向かう道らしく、両脇には森や草地が広がっている。
クマが出てきそうな雰囲気があるような、ないような。
時々牧場があって、ウシが寝ていた。こっち向いてよ。
浜頓別から、下頓別、中頓別、上頓別、小頓別を経て音威子府へ続くこの道。
まさに頓別国道。
中頓別に入る
中頓別に入った。
思っていたよりも割と平坦な道だ。
後ろを振り返ると浜頓別、カントリーサインは白鳥。
クッチャロ湖のキャンプ場に泊まってみたかったなあ。
この境からしばらく行くと中頓別のまちが見えてくる。
寿公園
なんと公園に戦闘機があった。詳しいことはわからないので割愛。
ここは寿公園。
機関車もあって、ちょうど塗り替えてる段階だった。
維持するのが大変そうだ。
ポニーもいた。
小屋脇ではヤギさんが日向ぼっこ。
まちの外れにこの素晴らしい公園があったのは驚きだった。
中頓別のまちなか
浜頓別から20km、ここは中頓別バスターミナル。
元々は天北線の中頓別駅だった。
ここにもかつて鉄道が走っていたとは!
天北線で使われていた車両であろうキハ22が保存されていた。
塗装もところどころ剥げてしまっている。北海道の気候の厳しさがうかがえる。
ちなみに車両の中には入ることができなかった。
暖かさがあるバスターミナル内の待合室だ。
2階には天北線の資料がたくさん展示されていた。
天北線の路線図。
天北線は、今まで私が宗谷岬から走ってきたようなルートを通っていたようだ。
北海道のローカル線が次々に廃止されてしまうのは非常に残念なことだが、利用しない身としては何も言えない。
さらにここから進んで天北線の跡を辿ってみよう。
これは読めない、ピンネシリ
中頓別の街からしばらく進むと、道の駅ピンネシリが道路脇に佇んでいた。
せっかくなので、美味しいバニラソフトクリームをいただいた。
道の駅の脇には、駅の跡だ。
ピンネシリって漢字で『敏音知』ってかくのか。
これは読めないわ。
道の駅からしばらく走って振り返ると、立派な山が見える。
敏音知岳というそうだ。
ここから札幌まで277kmか。
天北峠
さぁ、ここから峠までの坂が始まる。
本州の坂に比べたらチョロいものよ。
と思いつつ、8%程度の短い坂でもやっぱりきついわ。
坂を登り切れば、音威子府突入。
ここからずっと下り坂だ。
結構走ってるせいかブレーキがイカれてきたな。
怖いので下り坂でもスピードは出さず、20km/h程度で走る。
ここでも野生のキツネを見かけた。
クマじゃなくてよかった。
きたぞ音威子府
ここでやっと国道40号に合流。
音威子府って初見では読めない。
道の駅おといねっぷ、駐車場はガラガラ。
入ってみる。
売店閉鎖されてる(悲)
道の駅のスタンプ集めてみた。
道の駅巡りっていうのも楽しいかも。
今日の寝床、天塩川温泉キャンプ場
さぁ、今日もキャンプだ。
音威子府から少し進んだところの天塩川温泉キャンプ場に泊まる。
入り口のそば畑が綺麗だった。
宗谷本線の線路を渡る。
踏切の脇には天塩川温泉駅。なかなかいい味出してる。
国道から1kmほど入ってきたところにあるのが、天塩川温泉。
温泉の脇にキャンプ場が併設されている。
キャンプ場の近くに温泉があるのは素晴らしい。
キャンプサイトもすごく綺麗だった。
利用者も少なく、いたとしてもソロキャンパーらしき人だった。
日本一周中のバイカーの人がいて、話が面白かった。
いつかは自分も日本一周してみたいとか思ったりしてしまう。
けどきついよな。
疲れたカラダを癒すために温泉だ。
露天風呂からは夕暮れの天塩川。景色も湯の加減どちらもいい感じ。
こういうのが旅の醍醐味だ。
寝る。
宗谷岬から130km。
つづく。