苫小牧を出発して14日目、枝幸から興部までの70kmを走る。
興部は「おこっぺ」と読む。
アイヌ語の「オウコッペ」〔川尻・互いにくっつく・もの(川)〕に字を当てたものが町名の由来であるとされる。町の西部を流れる興部川と藻興部川が、かつては合流して海に注いでいたことからとされる。(Wikipedia より)
なぜ14日目は興部までしか走らないのか。
それは、
興部に無料で泊まれる客車があるからだ。
(クリックするとその記事へ飛びます。)
14日目: 枝幸 ~ 興部
21日目: 釧路停滞(記事なし)
14日目: 枝幸 〜 興部
キャンプ場を出発
9:00 ハマナス交流広場キャンプ場を出発
朝起きたら目眩がした。
もう北海道に来て14日が経とうとしていた。
あぁ、2週間ぶんの疲労が蓄積してるんだなぁ。
道の駅の駐車場にキツネがいた。
野良猫のようにキツネが出てくるなんて北海道だけだろう。
多分、餌付けされているんだろう。
餌付けダメ、絶対
おうむ と読む 雄武
11:00 雄武町入り
鳥の名前と同じ、雄武町に入った。
アイヌ語の「オムイ[1]」(川尻・塞がる・所)、あるいは単に「オム[2]」(川尻・塞がる)に町名の由来であるとされている[3][4]。雄武川の河口が、風や潮流に運ばれた砂で塞がれることから付けられた地名との説もある。
(Wikipedia より)
「単調な景色が続く」
と書いてあるとおりの道だった。
音稲府川という川があった。
内陸にある小さな村の方の「音威子府」と同じ読みだ。
北海道の地名はアイヌ語からきてるものが多く、
同じ読みでも違う漢字が当てられているものが多数みられた。
ちなみに、
オトイネップは「濁った川」の意味を指す。
12:00 道の駅雄武
道の駅 雄武 にやってきた。
昔、この地域に興浜南線という鉄道路線が通っていた。
かつてここには雄武駅があったそうだ。
しかし、今では立派な道の駅になってしまった。
道の駅の中で食事ができるということなので
ダッタンそば(ホタテコロッケつき)を頂いた。
今までダッタンそばなんて
聞いたこともないし食べたこともない。
しかし口にしてみると、
普通のソバと比べてモチモチ感があって美味しい。
コロッケも美味しかった。
ホテル日の出岬
13:30 ホテル日の出岬
ここ数日の洗濯物が溜まっていて、洗濯がしたい。
しかし、雄武町でコインランドリーを探したがなかった。
グーグルマップで検索すると、数キロ先のホテルにあるらしい。
日帰り温泉もあるようなのでそこに行くことにした。
すぐに着いた。
日帰り入浴は500円だった。
洗濯機に洗うものをぶち込んで、風呂へ向かった。
とても広い浴場で、窓からはオホーツク海が望める。
ここの温泉はすごくよかった。
目的の地 興部
17:00 興部町入り
日の出岬まで来たら、興部はもうすぐだ。
興部町境の手前は登り坂だった。
少しキツかった。
ルゴーサ・エクスプレス
無事、道の駅 おこっぺ に到着した。
おっ!
ルゴーサ・エクスプレス発見!
どこかで見たことがある車両だなと思ったら、
中頓別で展示されてあった車両と同じだった。
塗装が違うキハ22の兄弟だ。
鉄道車両を維持、保存するのはきっと大変だろう。
無料で泊めていただけるなんて。
車両は二両あり、そのうち一両が宿泊用に改造されている。
宿泊用は座席が外され、畳が敷かれている。
そしてもう一両の中には座席が残されていた。
この古いけど座り心地がいい座席
サイコー!
北海道といったらこれ
14日目にしてやっと手を出してみた。
味が薄い乳酸菌飲料という感じだった。
しつこくなくていい味だと思う。
外で食事してから車両に戻った。
結局この日車両に泊まったのは私の他に4人だった。
面白いメンツだった。
北海道で出会う旅人は面白い人ばかりだ。
(いろいろなものをいただきました。ありがとうございました!)
14日目のまとめ
14日目は枝幸から興部までの70kmを走った。
この区間の景色は単調だった。
しかし
ホテル日の出岬の温泉はよかった。
そしてなにより、
興部のルゴーサエクスプレスは素晴らしい。
鉄道車両に泊まる経験はなかなかできない。
走行区間: ハマナス交流広場キャンプ場 〜 道の駅 おこっぺ
走行距離: 70.0 km
総走行距離: 1439.09 km
苫小牧まで残り 969.28 km
苫小牧まで残り1000kmをきった。
まだつづく。