苫小牧を出発して25日目、静内から苫小牧までの110kmを走る。
いよいよ北海道一周ツーリングも最終日。
長かった旅も終わり。
(クリックするとその記事へ飛びます。)
21日目: 釧路停滞(記事なし)
25日目: 静内 ~ 苫小牧
25日目: 静内 〜 苫小牧
ライダーハウスを出発
北海道で迎える最後の朝が来た。
最終日は朝の匂いが強い。空気がうまい。
苫小牧フェリー乗り場に向かって自転車を漕ぎ出す。
(この素敵なライダーハウスを提供して下さっている地元の建設会社の方々に感謝します。)
新ひだか町にある「浦和」
知らない土地で馴染みの地名を見つけると嬉しくなる。
日高地方は昆布だけではなく競走馬も有名だ。
国道のすぐ傍に牧場があり、馬がのんびりと草を食べている。
海、牧場、馬
美しい。
静内駅
代行バスの乗り換え駅でもあり利用者も多いようだ。
通勤通学の時間帯だったためか、人が結構いた。
静内駅の駅舎内には立ち食いそば屋がある。
店舗は少し小さめだが、品揃えは豊富。
私はえび天そばをいただいた。
ダシの香りがとてもいい。
新冠町
交通量は多めで路肩も狭い。
車のドライバーから見たらスゴイ邪魔だろうな
と思いながら北海道を25日間走ってきた。
今日でそれは終わり。
道の駅には新冠出身の競走馬の名前が刻まれたモニュメントがある。
競馬好きの人ならば、ここは天国なのだろう。
残念ながら私は競馬をよく知らない。
馬も一頭一頭能力が違うのか。
日高本線 路盤流出箇所
線路が宙に浮いている!
大狩部駅周辺は海のすぐ近くを走っているため
被害が大きかったようだ。
地方ローカル線は一度災害でダメージを受けてしまうと
立ち直ることは難しい。
復旧させるには莫大な費用がかかるし、
例え復旧しても利用する人は少ない。
地方交通の宿命なのだろうか、
と現場を実際に見て思った。
廃止は残念だけれど、
利用しない立場から何を言っても仕方がない。
日高町, むかわ町, 厚真町
それにしても牧場が多い。
北海道でよく見かけた「岩手サファリパーク」の看板。
特に江差や瀬棚などの道南地方でよく見た気がする。
なぜ岩手の施設の看板が北海道にあるのか?
これが北海道を自転車で走っていて一番の謎だった。
ここまで来るともう少しで苫小牧だと感じる。
浜厚真駅
前々から気になっていた浜厚真駅に寄った。
駅舎は北海道らしい車掌車を再利用したものだ。
新日本海フェリーターミナルの最寄駅で、
フェリーターミナルまでは約1.5km、徒歩20分。
実はここまで日高本線の「ご当地入場券」を集めてきた。
しかし、浜厚真駅のご当地入場券は
10kmほど離れた内陸の厚真町のセコマにある。
そこまで行く気力がなかったため断念した。
2019年9月いっぱいでご当地入場券の販売は中止。
今となってはもう買いに行くことすらできない。
最終目的地 苫小牧へ
苫小牧を出発して25日目、苫小牧に入った!
苫小牧入りと同時に拳を突き上げた。
ぐるっと一周してきた実感は湧かなかった。
旅が終わってしまう悲しさだけがこみ上げてきた。
日高自動車道の脇道を進んでいく。
最後にふさわしい雰囲気の道だ。
さらば北海道
19時に苫小牧を出航する仙台行きのフェリーに乗った。
デッキに出て25日間走り回った北海道を眺める。
出航、だんだんと苫小牧市街地の光が離れていく。
沿岸の登別、室蘭あたりの光もみえる。
さらば北海道、また来る日よ。
おまけ
船上で豪遊するために苫小牧のセコマで買い込んだ食料。
あまりに食べすぎて気持ち悪くなった。
25日目のまとめ
25日目は静内から苫小牧までの110kmを走った。
道沿いにたくさんの放牧された馬を見ることができた。
北海道最終日は馬と海と自然を堪能できてとても満足した。
走行距離: 112.05 km
総走行距離: 2408.37 km
おわり。